このブログの方針について
どうも皆様こんにちは。エビラです。
いつもこのブログを見て下さって本当にありがとうございます。
今回はこのブログの方針について、ちょっとご周知を。
まず記事の投稿順ですが、基本的には時系列になぞらえて投稿していくつもりです。
ただし、CDは発売日基準ですが、学芸会(ライブ)は公演日基準を基準として掲載するつもりです。
バラエティ番組は放送開始日を基準にすることにします。(一時期放送終了日を基準ににしていましたがやっぱり戻します(笑))
何となくその方が当時の印象を追いやすいかなと思ったので(笑)
たまに時系列を間違えて投稿したりしますが、はてなブログには投稿日時を過去の日付にすることができるという謎の機能が備わっているので、それでこっそり修正します。
春のつぼみの記事もそれを使いました(笑)
ただ、見て下さっている方が混乱すると思うので、なるべく使わないようにしようとは思っています。
ちなみにもしも間違ったままになっていたら、多分それは間違えたことに気付いていないパターンだと思います(笑)
次に映像作品紹介(番外編)『春のつぼみ』(ミュージックビデオ)の記事についてですが、タイトルに番外編と付けたのはこの映像作品が非売品だからです。(アルバムは発売されていますし、映像はYouTubeで公開されているので誰でも見れますが、この映像作品を購入する手段は恐らくありません)
こういう作品まで紹介の手を広げてしまうと、テレビCMやレギュラーではない番組への出演等も映像作品の範疇に入ってしまい手が付けられなってしまいます。
なので、このブログでは一応『発売された作品』の紹介のみを行うつもり…だったのですが、つい記事にしてしまいました(笑)
今後は非売作品の紹介は基本的に行わないつもりです。
…ただ、これを取り上げたことで後2つ程「番外編」を作る予定が出来てしまったので、あくまでも基本的にはということで…(笑)
また、メンバーのソロ作品も一応紹介するつもりではあるんですが、何分全て網羅しているわけではないので、正直雑な紹介になってしまうこともあるかと思います。
申し訳ありませんが、何卒ご了承ください。(まぁ普段も丁寧とは言い難いですが…(笑))
また、転校したメンバーのソロ作品についてはここで取り上げるつもりはありません。
理由はキリがないからです。
あくまでもエビ中在籍中のソロ活動に限らせて頂きます。
こちらも何卒ご了承ください。
それと紙媒体の作品についてですが、これも…というかこれこそ本当にキリが無いので紹介はしないつもりです。
ただ、このブログは、新規の人がエビ中作品を知るきっかけになって、あわよくば気に入ってくれたらたら良いなという思いで記事を書いている部分もあるので、紹介したい気持ちもあるんですよね。
写真集だけに絞って紹介するのはありかなと思ってたりもします。
1冊丸々エビ中の本というのは写真集と公式パンフレットくらいのものだと思いますし。多分。
う~ん…(笑)
お知らせというかただ迷いを吐露しただけでしたね(笑)
今後予告なく方針変更することもあるかもしれませんが、どうか寛大なお心でこれからも見守って頂けたら嬉しいです(笑)
楽曲紹介『MemorieS ~Bitter Sweet Pineapple~』
《タイトル》
MemorieS ~Bitter Sweet Pineapple~
《発売元》
《発売日》
2011年8月24日
《メンバー体制》
インディーズ時代
(瑞季、宮﨑、真山、杏野、安本、廣田、星名、小池、鈴木、松野、柏木)
《発売形態》
①通常盤
《収録曲》
①マイアミ午前5時 / 千秋
②レモネードの夏 / 藤村鼓乃実
③マドラス・チェックの恋人 / momo
④渚のバルコニー / marina
⑤Vacancy / MARiA
⑥天国のキッス / 諏訪はるか
⑦MAUI /愛未(樹海)
⑨夏の扉 / 宮﨑れいな・真山りか・星名美怜・柏木ひなた from 私立恵比寿中学
⑩Sleeping Beauty / Hamar(Chemmy Killer)
【アルバムの背景】
松田聖子の大ファンであるタレントの千秋が選曲、監修(及び歌唱)を行った、松田聖子のトリビュートアルバム(オフィシャルカバーアルバム)。
この「MemorieS」というアルバムは春夏秋冬に合わせて計4種類発売されており、アルバム毎にそれぞれの季節に縁のある松田聖子の楽曲が収められている。
本作はその中の夏の曲を集めたアルバムとなっている。
MemorieS~Songs for the Season of White~( [冬] 2010年12月15日発売)
MemorieS ~Goodbye and Hello~( [春] 2011年5月18日発売)
MemorieS ~Bitter Sweet Pineapple~( [夏] 2011年8月24日発売)
MemorieS~The Last Leaf~( [秋] 2011年11月23日発売)
「MemorieS」のアルバムの内、この「Bitter Sweet Pineapple」のみ歌手の一般公募(オーディション)を行っている。
540人(600人?)の中から千秋とスタッフが選考を行い、藤村鼓乃実と諏訪はるかの2名が合格した。(本当は1人にする予定だったが絞り切れなかったとのこと)*1
因みに、藤村鼓乃実は現在、「藤村鼓乃美」という名で声優として活躍している。*2
⑨夏の扉
作詞:三浦徳子
作曲:財津和夫
歌:宮﨑れいな・真山りか・星名美怜・柏木ひなた from 私立恵比寿中学
サウンドプロデュース:熊原正幸
編曲:熊原正幸
ミックス:熊原正幸
【背景】
原曲は、1981年4月にリリースされた松田聖子の5枚目のシングル「夏の扉」の収録曲。
資生堂「エクボ」、サントリー「ビタミンウォーター」等のCMソングとしても有名な松田聖子の代表曲の一つ。
本曲はそれをエビ中メンバーの宮﨑、真山、星名、柏木でカバーしたもの。
【感想】
ということで、King of アイドルこと松田聖子さんの名曲「夏の扉」のカバーです。(Queenだろというツッコミは無しでお願いします(笑))「フレッシュ!フレッシュ!フレ~ッシュ!」でお馴染みのあれですね。このCDが発売した頃にも未だにCMソングとして使われていたりしたので、エビ中メンバーにとっても恐らく知らない曲ではなかったんじゃないかと思います。30年経ってもCMソングとして使われるって本当に凄いですよね(笑)
そんな超有名曲なわけですが、このカバーはかなり大胆なアレンジが施されています。
原曲はサビの歌詞通り凄くフレッシュな印象を受ける曲調ですが、こちらのカバーはどこかゆったりとして落ち着いたムードを感じる曲調になっています。
しかし、テンポとしては寧ろ原曲よりも早くなっているんですよね。
なんというか…ボサノバ調?っていうんですかね。なんかそんな感じになってます(笑)
どちらも南国感があるんですが、ちょっと違うイメージの南国感を感じますね。
歌詞を度外視すると、原曲は水着の少女がビーチで楽しそうにはしゃいでるようなイメージなのに対して、カバー版は陽気なおじさんが浜辺の木陰に吊るしたハンモックの上でウクレレ引いてるようなイメージというか…。
益々分かりにくくなりましたね。
忘れてください(笑)
~~
原曲よりも曲調が少し落ち着いているので、いつもの元気いっぱいなエビ中とはまた少し違った一面を見る(聞く)ことができます。
いつもの曲とギャップがあるせいか皆あまり様になってませんね。
なんだか緊張しているようにも聞こえます。
まぁ、単純に歌唱力が足りてないだけなんでしょうけど(笑)
でも、真山の歌声は良いですね。
良いというか好きです(笑)
安定してますし、何というか少し哀愁を感じます。
以前どしゃぶりリグレットで前山田さんがひなたにソロパートを与えた理由として、「哀愁が凄い」と言っていましたが*3、僕としてはこの頃のひなたの歌声はまだ幼すぎてあまり哀愁を感じないんですよね(笑)
どしゃぶりの感想にも書いたように、歳を考えれば出ている方だと思うんですけどね。
ただ、やっぱり個人的には真山の歌声の方が哀愁を感じます。
こういう曲調だったら美怜ちゃんより合う子いるんじゃないかとかちょっと思っちゃいましたが、よく考えたらエビ中のアイドルが、アイドルの中のアイドルたる松田聖子さんのカバーに参加しないわけにはいきませんね(笑)
今回のメンバー選出基準は分かりませんが、リーダー、アイドル、最年長、最年少という外から見て分かりやすい役割を担っている4人ではありますね。
まぁ、最年長最年少に関してはその肩書きよりも、歌メンだからという理由の方が大きいと思いますが…(笑)
ちなみに、最後のラララ~という部分は、4人でブースに入って輪になって収録したそうです。*4
楽しそうでいいですよね(笑)
そしてこの夏の扉ですが、ライブでも披露したことがあるようです。*5
またやってくれないかなぁ。
【アルバムの感想】
一つ疑問に思うことがあります。
何で松田聖子さんのトリビュートアルバムに参加する運びとなったのかということです。
松田聖子さんとエビ中の接点なんて「アイドル」という括りだけです。
しかもその中でもかなり対極に位置しているでしょうし(笑)
千秋さんがエビ中のファンだったという話も聞かないですしね。
校長が頑張って捻じ込んだんですかね。
公式サイトの見出しや音楽情報サイトの紹介文によると、今回の夏アルバムは各界から話題のアーティストを揃えた個性派揃いのアルバムというのが売りの一つのようなので、もしかするとその網に引っ掛かったのかもしれませんね。*6*7
なにせこの頃のエビ中は話題性と個性を出すことに命かけてますから(笑)
もしもそういう理由だとすると、エビ中のサブドル路線が早くも功を奏したということになりますね。
思わぬ形にも程がありますけど(笑)
~~
しかし改めてアルバムを聞いてみるとあれですね…
やっぱり下手ですね(笑)
今まで散々歌ウマとして扱ってきたメンバー(真山、ひなた)も参加してるわけですが、それはあくまでもエビ中内での話であって、こうして本物のアーティストさん達と並ぶと流石に力不足を感じずにはいられません。
しかも、曲順的に一つ前の曲が工藤真由さんの歌う「青い珊瑚礁」なんですが、これがまた上手いんですよね(笑)
癖が少なく伸びのある歌声で、あの名曲を清涼感たっぷりに歌い上げています。
…で、その余韻に浸ってるところにいきなり中学生歌唱が飛び込んでくるわけです(笑)
そりゃガクッってなりますよ(笑)
ちなみに、今回は背景に書いた通り一般の方も二人参加していますが、一般とはいえオーディションを勝ち抜いてきた猛者なのでエビ中よりは遥かに上手いです(笑)
審査員を務めた千秋さんよりも普通に上手いですしね…(笑)
でもまぁいいんですよ、それは。
こっからどんどん上手くなるので(笑)
この曲は彼女たちの成長の軌跡を追って楽しむ為のピースですね(笑)
~~
余談ですが、このアルバムで「マドラス・チェックの恋人」を歌っているmomoさん(川上桃子さん)はスターダストの所属です。
かりそめ先生もこのCDの告知時に、エビ中と一緒にこの子のことも軽く宣伝していました。*8
momoさんはエビ中でいうと転校した妃菜喜に縁のある人物で、妃菜喜がエビ中に入る前に加入していた3人組アイドルユニット「momonaki」のメンバーでした。
そもそもこの「momonaki」というグループ名は、メンバー3人の名前の「ももこ・なな・ひなき」を組み合わせたものだそうです。
momonaki解散後、momoさんはスターダストでソロ歌手として活動を続けますが、暫くしてスターダストを退所。
その後「ホリプロスカウトキャラバン」にて審査員特別賞を受賞し、現在はホリプロで『唯月ふうか』さんとして活躍していらっしゃいます。
momoさんは妃菜喜や真山と同学年です。
妃菜喜も真山もエビ中の中では歌ウマメンバーですが、この二人と比べてもmomoさんの歌唱力はずば抜けてますね。
圧倒的です。
この「マドラス・チェックの恋人」なんて、本当に凄いですよ。
14歳の子が歌っているとは到底思えません。
完全にプロのアーティストです。
このアルバムの中で見ても、エビ中を除けば断トツの最年少ですが、他のアーティストの方々に全く見劣り(聞き劣り)せずに肩を並べています。
もう一度言いますが、この子は当時14歳です。
途轍もない逸材ですね。
スタダにこんな子がいたとは…(笑)
~~
そんなわけで、エビ中ファミリーの皆さん、松田聖子さんのファンの皆さん、唯月ふうかさんやその他参加アーティストのファンの皆さん、そして千秋さんのファンの方にお勧めのアルバムです(笑)
エビ中もいつかトリビュートアルバムが出たら面白いですね!
ちなみにまたまた余談ですが、MemorieS ~Goodbye and Hello~(春のアルバム)に収録されている「天使のウインク」という曲を、メジャーデビュー以降数多の名曲をエビ中に授けてくれることとなる、たむらぱんさんが歌っています。
気になる方はぜひそちらもチェックしてみて下さい。
最後に、ここまで読んで下さった方々に感謝を込めて、このアルバムが試聴できるサイトをご案内します(笑)
夏の扉はラストの部分が聞けます。
各メンバーのソロパートは聞けませんが、皆で輪になって歌ったというラララ~の部分は聞けますね。
しかし、終わりの部分が試聴範囲とは珍しい気がしますね(笑)
MemorieS 〜Bitter Sweet Pineapple〜
- CD (2011/8/24)
- ディスク枚数: 1
- フォーマット: Compilation
- レーベル: CS RECORDS
- おすすめ度: 1 件のカスタマーレビュー
映像作品紹介(番外編)『春のつぼみ』(ミュージックビデオ)
《タイトル》
SpiralS / 春のつぼみ
《演奏》
SpiralS
《出演》
SpiralS、鈴木裕乃
《公開日》
2011年6月9日
《メンバー体制》
インディーズ時代
(瑞季、宮﨑、真山、杏野、安本、廣田、星名、鈴木、松野、柏木)
【背景】
2002年に結成されたバンド「SpiralS」(結成時は「Spiral Spine」というバンド名だったが、2007年にバンド名を変更した)の1st mini Album『TSUBOMI』の収録曲である、「春のつぼみ」のミュージックビデオ。*1
『TSUBOMI』は2011年5月25日にAmazonで先行販売され、同年6月15日に全国のTUTAYA、ワンダーグーグー、ヴィレッジヴァンガードにて発売されている。*2
ちなみにこのMVの撮影場所は、後に未確認中学生XのMV撮影を行うことになる、加藤学園御殿場キャンパス(旧富士フェニックス短期大学)である。
【感想】
大変申し訳ありませんが、僕はこのバンドさんを全く存じ上げませんでした。
裕乃はどういう経緯でこの作品に出演することになったんでしょうか?
皆目見当がつきません…(笑)
MVは大きく分けて、桜の映像パート、SpiralSさんの演奏及びボーカルのmadocaさんの歌唱パート、裕乃パートの3種類に分かれていて、基本的にSpiralSさん以外には裕乃しか出てきません。
なので裕乃はちょい役ではなくバリバリ映ってます。
裕乃はブログでは「少し出演させていただきました」と言ってますが、バリバリ映ってます。*3
最早主役です(笑)
笑顔が凄く良いですね。
とても印象的です。
スマイルサーブが炸裂してますね(笑)
シャボン玉を飛ばすシーンが凄く好きです。
しかし、この曲は女の子の恋心を歌った曲だと思いますが、映像を見る限りだと個人的には裕乃が恋する少女という風にはあまり見えません。
むしろ、裕乃に恋してる人の目線で作られてるように思えてならないのですが、それは僕がファンだからでしょうか(笑)
でもそう思うと凄くしっくりくるんですよね。
敢えて完璧に歌詞に沿わせないことで、受け取り手のイメージの幅を広げたのかもしれませんね。
そうすることで性別に関係なく曲に共感しやすくなりますし。
裕乃は後に秦基博さんの「ひまわりの約束(弾き語りVer.)」のMVにも出演することになりますが、彼女はやっぱりミュージックビデオ映えしますね。*4
もちろん美人だからというのもありますが、それに加えて見た目が濃くない(ビジュアルの主張が強くない)ので、視聴者に曲のイメージに合わせた印象を与えやすいんじゃないかと思います。
黙っていると神秘性というか、不思議な雰囲気も出る気がします。
実際、裕乃の映像が挟まることで、この曲の柔らかさや切なさを上手く助長しているように思います。
りななんもそうですが、そういう子はモデルとして逸材なんだと思いますね。
ちなみにSpiralSさんのメンバーブログでは、裕乃のことをアイドルではなく、「モデルの鈴木裕乃さん」と紹介していました。*5
まさかアイドルだと知らなかったということは無いと思いますが、モデルという紹介は何だか新鮮な響きですね(笑)
でも相応しいと思います。
とても良いMVに仕上がっていると思いますね。
ちなみに、SpiralSさんは2013年に活動休止して以来現在に至るまでグル―プとしての活動はされていないようです。*6
楽曲紹介『オーマイゴースト?~私が悪霊になっても~』
《タイトル》
オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~
《発売元》
STARDUST DIGITAL
《発売日》
2011年7月27日
《メンバー体制》
インディーズ時代
(瑞季、宮﨑、真山、杏野、安本、廣田、星名、鈴木、松野、柏木)
《発売形態》
①通常盤
《収録曲》
1. オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~
2. ご存知!エビ中音頭
3. オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~(Off Vocal)
4. ご存知!エビ中音頭(Off Vocal)
《オリコンチャート》
デイリー最高位:12位
ウィークリー最高位:59位
【シングルの背景】
エビ中の5th Single。
小池の転校後、出席番号のリセット、自己紹介の決定、リーダーの任命等を経て、10人組アイドルグループとして再始動してから初のシングルである。
正式な発売日は7月27日だが、7月17日にタワーレコード渋谷STAGE ONEにて行われたイベント(「タワレコーチョー!補習は短めでお願いしますっ」)にて当日限定で先行販売が行われた。*1
その際、同日付のオリコンデイリーチャートで12位を獲得し、発売日前にオリコンチャートにランクインしたことで話題となった。*2
また、同イベントにて「オーマイゴーストPVフルVer.鑑賞会」が行われた。*3
公式サイトの作品紹介ページ(購買部)では、このシングルの収録曲の一覧にOff Vocalバージョンの記載が無いが、実際に発売されたCDにはOff Vocalバージョンが収録されている。
現在は絶版となっている。
1. オーマイゴースト?~私が悪霊になっても~
作詞:前山田健一
作曲:前山田健一
編曲:前山田健一
おばけ:前山田健一
タイアップ:フジテレビ『ミューサタ』レコメンド・アーティスト、BSフジ『カンニングのDAI☆安吉日』エンディングテーマ
Music Video
監督:家泉英明
プロデューサー:千葉広二
【背景】
前山田氏の提供楽曲第五弾。
前山田氏自身もおばけの声として参加している。
前回(『ザ・ティッシュ~とまらない青春~』)の春という季節テーマに続いて、今作は夏をテーマとした楽曲となっている。
曲のタイトルはメンバーから募集され、最終的に安本が父親と一緒に考えたものが採用された。
この時星名が考えた「エビ中ゴーストバスターズ」は、タイトルとしては不採用となったが、歌詞に流用されている。*4
ちなみに、MVはフルバージョン以外にも先行公開された予告バージョン(short ver.)も存在する。
私立恵比寿中学「オーマイゴースト?〜わたしが悪霊になっても〜」予告 - YouTube
【感想】
今回のテーマは夏です。
皆さんは夏と言ったら何を思い浮かべるでしょうか。
ええ、分かります。
当然あれですよね。
おばけですよね。
それ以外考えられませんよ。ええ。
えぇ…?
ということで、前作で花粉症をテーマにした超高速アイドルポップスという全くもってわけのわからない曲を世に放ってアイドル界を震撼させた(?)私立恵比寿中学さんですが、手を休めることなくこれまた凄いものを放ってきました。
アイドル×夏=おばけという新たな方程式の誕生です。
海?なんですかそれは?(笑)
ちなみにエビ中には夏の歌がやたらと沢山ありますが、「夏の曲=海」なんて王道なイメージは、メジャーデビューしても8人時代になるまで与えてもらえません(笑)
前回のぶっ飛び具合にさらに拍車がかかってますね。
もはやメッセージ性も裏テーマも何もありません。(前回のティッシュもほぼ何もありませんでしたが、一応ティッシュを恋人に見立てた恋愛ソングという側面がありました。一応(笑))
よくもまぁここまで振り切った曲が作れるもんだと感心せずにはいられませんよ。ほんとに(笑)
当時前山田さんは自身のTwitterにて、ここまで振り切れるのはエビ中だけだと語っていました。*5
学芸会感ここに極まれりです。
素晴らしいですね(笑)
これ、まずタイトルからしてわけが分かりませんね(笑)
背景に書いた通りこれは安本家の案なのですが、歌詞の内容から考えても美怜ちゃんの「エビ中ゴーストバスターズ」の方がよっぽど合ってると思うんですよね。
なのに何故かタイトルは「オーマイゴースト?~私が悪霊になっても~」(笑)
私が悪霊になっても…何なんですかね。
愛してくださいとか?
でも、それだと歌詞と全然関係ないですね。
そうじゃなくても歌詞との関連性が見当たりませんが(笑)
「オーマイゴースト?」という言葉も謎です。
初めは「Oh, my god!」と幽霊を掛けたのかと思ったんですが、だとしたら「?」は不自然ですよね。
まぁ、「?」があろうがなかろうが不自然なんですけど(笑)
多分深く考えたら負けなんでしょうね(笑)
予想ですが、多分全員の案の中で一番意味不明なタイトルがこれだったんじゃないかと思います(笑)
そして、だからこそ採用されたんじゃないかと(笑)
ちなみになっちゃんが自信満々に考えてきてボツになったタイトルは「歌って踊ってエビエルボー」だそうです。*6
それが自信満々って可愛いですね(笑)
そういえば前回の「~とまらない青春~」に引き続き、今回も「~~」がタイトルに使われてますね。
まさかこれも恒例化するつもりだっんでしょうか?
うーんやりかねない(笑)
ちなみにこれ以降「~~」で括ったサブタイトルが使われる曲は「テブラデスキー~青春リバティー~」までありません。
どうでもいい話ですね(笑)
~~ (←せっかくなので話題を変える時のアイコンとして使ってみます(笑))
そんなぶっとんだ曲ですが、天下の前山田健一氏が作りあげた曲なので、この曲も例に漏れずライブではめちゃくちゃ盛り上がります。
ティッシュに勝るとも劣らないアゲ曲ですね。
独特のコールが多数あって楽しいです。
個人的には、「真山」というコールが出来るのが気持ちいいです(笑)
恐らくインディーズ時代の名残りだと思いますが、基本的にコールというのはあだ名か下の名前を呼ぶんですよね。
なので、真山のコールは「りかちゃん」になるのですが、普段彼女を「りかちゃん」なんて呼ぶのは中山莉子ちゃんくらいのもので、基本的にファンもメンバーも皆「真山」と呼んでいるので、「りかちゃん」というコールは凄く違和感があるんですよね(笑)
かといって自分だけ違うコールしても面白くないですからね。
あれは一体感を楽しむものですから。
ですがこの曲にはこの曲専用のコールが存在しており、その部分のコールだけは「真山」呼びで定着しているので、普段抑圧されている分の開放感もあって、その「真山」コールが凄く気持ちいいというわけです(笑)
はい。どうでもいいですね(笑)
もし気になった方がいらっしゃったらライブ映像をご確認下さい(笑)
~~
ちなみにこの曲、デモの時点ではもっとホラーテイストが効いていたようで、デモ試聴の際に(わざわざ)電気を消して聞いたところ、あまりの怖さにぁぃぁぃが泣き出してしまったという逸話があるそうです。*7
最初は『悪霊退散』という仮タイトルで、「さっさと棺桶入りなさい」という歌詞があったり、ラストは「チーン」というあの音で終わっていたりと完成版とは違う点が多かったみたいですね。
そして極めつけに、理事長から「(MVを)廃墟の病院みたいなとこで撮るから」という脅しを受けてぁぃぁぃはさらに大泣きしてしまったらしいです。*8
かわいそうに(笑)
ぁぃぁぃはオバケとか怖い話とかその手のものが物凄く苦手みたいですね。
ももえび学園の怪談回でも泣いていたようですし、最近だとエビ中たすたす*9の怪談回でも大泣きしていました。
ぁぃぁぃといえば、虫、絶叫マシン、辛い物、苦い物、酸っぱい物等々、よくある苦手分野の大半に対して眉一つ動かさないことで有名な罰ゲームキラーです。(というか、何ならそれらに興味津々なくらいです)
それに加えて、ちょっとやそっとでは狼狽えない冷静さと、己が信念を貫き通す情熱を併せ持った、とてもかっこよくて頼りがいのある人物です。
どこをとっても隙がない、まさに完璧な存在。
そんな彼女の唯一の弱点。
それが…おばけ。
…ってそれめっちゃ可愛くないですか?(笑)
萌えポイントってやつですよね!(笑)
…また話が逸れました(笑)
~~
今回も全員にソロパートがあります。
『えびぞりダイアモンド!!』の頃に比べるとソロパート問題は大分改善されてきたようですね。
お馴染みのぁぃぁぃボイスや、彩ちゃんのお父さんネタ等、メンバーそれぞれの持ち味もさらに活かされてきてると思います。
りななんの低音もその一つですね。
この曲はりななんが初めて低音ボイスを披露した曲です。
この曲では他の子も低音パートがありますが、これ以降前山田さんの楽曲ではりななんは低音担当として扱われることが多くなります。
地声の低い子の声質を逆手にとってクールなラップを任せたりするこの手法は、前山田さんが、ももいろクローバーの青担当だったあかりん(早見あかり)にもよく使っていたやり方ですね。
また余談ですが(笑)、りななんは昔からあかりんに凄く憧れており、ブログ等でも何度かその話をしています。
実は、青担当、背が高くて見た目が大人びている、低音パート担当等、あかりんとりななんには結構共通点が多いです。
背が高いから機敏なダンスが出来ない、歌声が低いから高音パートが上手く歌えないといった弱点も共通しています。
違いは精神が大人か子供かという点です。
りななんは知っての通り見た目に反して中身は子供ですが、あかりんは当時のももクロの支柱であり、MCかつサブリーダーを務める、なくてはならない存在でした。
そういう部分に憧れていたんじゃないかと思います。
自分と似ている分、違う部分がより魅力的に見えたのかもしれませんね。
りななんは雑誌のインタビューで、「私もあかりんみたいなラップの曲ができたらいいなあって思っていたので、エビ中でラップのパートを貰う度にすごくうれしいです」と語っています。*10
低音担当になったことも、りななんにとっては嬉しいことだったみたいですね。
~~
MVでは遂にエビ中のお家芸である寸劇(という名の茶番)が挟まるようになりましたね(笑)
個人的には学芸会感が増すので、寸劇は大好きです。
MVを見る楽しさも増しますし。
最近めっきりやらなくなりましたが、たまには復活して欲しいなと思います。
…でもカルマにはいらなかったかな(笑)
冒頭のオオカミ男(女?)への変身シーンや、ラストのオチ、そして途中のキョンシーダンスはゾンビダンスと同じ振りが入っている等、完全にマイケルジャクソンの「Thriller」*11のパクリですね(笑)
いや、オマージュというべきですか(笑)
というか、そもそも歌詞で「今夜はスリラー スリラーナイト」ともろに言っちゃってますからね(笑)
しかし、なんでキョンシーなんでしょうか。
ゾンビだとあまりにも捻りが無さすぎるからですかね。
まぁ、キョンシーってゾンビの中国版みたいなものなので大して変わらないと思いますが(笑)
でもゾンビだとメイクも大変そうですし、なにより可愛くないですからね(笑)
キョンシーと言えば顔にお札が貼ってあるのが特徴ですが、エビ中キョンシー達にもお札が貼ってありますね。
顔じゃなくて頭に張ってありますが。顔が見えなくなるのは流石にNGだったようですね(笑)
貼り方はメンバーによって違いますが、れいなの貼り方が一番キョンシーっぽい気がします(笑)
それとお札に書いてある言葉もメンバーによって違いますね。
せっかくなので下記にまとめてみました。
瑞季→早寝早起
れいな→初代総長
真山→一曲入魂、アニメは一日五本まで
なっちゃん→五分前行動、国際派
彩ちゃん→微炭酸
ぁぃぁぃ→一所懸命、電車少女
美怜ちゃん→文武両道
裕乃→客観視
りななん→頭上注意
ひなた→日本人形
こんな感じです。真山、なっちゃん、ぁぃぁぃの3人はお札が2枚貼ってあります。
大体は分かるんですが一部よく分からないのがありますね(笑)
何ですか微炭酸って(笑)
この文字は誰が考えたんでしょうね。
本人作っぽいのもあるんですが、そうじゃなさそうな気がするのもあります。
それと、顔のキョンシーメイクもメンバーによって違いますね。
美怜ちゃんは頬にハートマークがあったり、ぁぃぁぃはパンダのようなメイクになっていたりとそれぞれの個性が出ています。
なっちゃんの頬に書いてあるHELPはどういう意図があるのかよく分かりませんが(笑)
ホラーの定番台詞×国際派だからってことですかね。
あと、着ている衣装は同じなようですが、右手に巻いている包帯(?)は何の意味があるでしょうね。
特に違和感は無い、というか寧ろホラーな雰囲気には合ってると思うんですが、少し気になりました。
キョンシーにまつわる装飾品なんでしょうか。それともゾンビ(というかスリラー)要素の名残とか?(笑)
理由はよく分かりませんが、踊りがよりダイナミックに見えるので良いですね!(笑)
キョンシー化した後に、前山田さんの「ヴぁ~」とか「しゃあ~」というおばけ声に合わせて各々ソロで抜かれるシーンがありますが、個人的にあそこはかなりの見所ですね(笑)
あのシーンもそれぞれ個性が出ていてとても面白いです。
普通はアイドルのMVで歌っていない時に抜かれるソロシーンと言ったら、大抵は笑顔か切ない顔か美しいキメ顔のどれかでしょう。
しかしそれらもエビ中にかかれば、人を脅かす威嚇ポーズやら、こよりを鼻に突っ込んでるシーンやら、わけのわからないものに早変わりです(笑)
最高ですね(笑)
それ以外にもキョンシーシーンは色々と面白いです。
ちなみに僕的キョンシーシーンのMVPはれいなですね。
「アーメン」の気だるそうな表情と十字架を無造作に持つあの様が相まって醸し出される、”アンニュイな強キャラ”感がカッコいいです(笑)
もっと直感的に言うと…ヤンキー感?(笑)
れいなはなんかヤンキー感が似合うんですよねー(←失礼)
ソロカットの謎の艶めかしさもばっちり似合ってます(笑)
真山の「はいーっ!!!」の目力も良いんですけどね(笑)
惜しくも2位って感じです(なんのこっちゃ)
そんなこんなでこのMVはかなり学芸会感ありますよね(笑)
セットもとてもいい味を出しています。
それにキョンシーも相まって、もう完全にティッシュのインパクトを越えましたね(笑)
というか、自分たちがキョンシーになってるのに「ゴーストなぞぶっ飛ばせ!」と歌っているのが可笑しいですね(笑)
とにかく楽しいMVになってると思います。
インディーズのMVの中では一番好きな作品です。
ただ、見た目の幼さとやってることの幼さから、益々引かれやすいMVにもなってると思うので、エビ中ファミリー以外の人に勧める際はくれぐれもご注意ください(笑)
~~
しかし、ここまで振り切ってれば、NHKとかでMVを流させてもらえればヒットするんじゃないかと思うんですがどうですかね(笑)
おばけなんて怖くないわ!という非常に子供受けの良さそうな題材の曲じゃないですか。
MVもダンスがあったり、キョンシーが出たりして楽しいですし、テンポがいいから飽きないと思うんですよね。
アーメン、ソーメンとかも子供受け良さそうですし。
でもテンポが速すぎかもしれませんね。
だんご3兄弟とかおしりかじり虫とかエビカニクスとか、あの辺の子供に大ヒットした曲は全部ゆっくりめな曲ですから。
…そういう問題でもないのかな?(笑)
それとMVのラストがちょっと怖いかもしれないですね(笑)
インディーズ時代の曲を筆頭に、エビ中の曲のいくつかは子供をターゲットすればまだ一山当てられるんじゃないかと思ってるんですが…
甘い考えですかね(笑)
…それにしても今回ちょっと脱線しすぎましたね(笑)
2. ご存知!エビ中音頭
作詞:前山田健一
作曲:前山田健一
編曲:前山田健一
町内会の人:前山田健一
【背景】
前山田氏の提供楽曲第六弾。
本人も町内会の人として参加している。
ゴーストに引き続き夏をテーマとした楽曲。
廣田はレコーディングの前日に、水前寺清子の『三百六十五歩のマーチ』と、天童よしみ『大ちゃん数え唄』を聞いて練習してくるように指示されたという。*12
ライブでは、一部のメンバーで柏木を担いで歩き回る、通称「もち神輿」というパフォーマンスが特徴。
ちなみにそのパフォーマンスは、レッスン中にメンバーが柏木を持ち上げて遊んでいたのが振り付けとして採用されたもの。
柏木の伸長が伸びるにつれて担ぐのが困難になってきているとのこと。*13
毎年恒例の夏のイベント「夏のファミリー遠足 略してファミえん」では、一曲目にこの曲が披露されることが多く、ファミえん恒例の曲となりかけていたが、2016年のファミえんでは披露されなかった。
また、2013年の春ツアーにおいて金沢の「石川県政記念 しいのき迎賓館」でのライブで校長のリクエストによりぶっつけ本番でこの曲を披露することとなったが、翌2014年の春ツアーで「石川県政記念 しいのき迎賓館」でのライブが行われた際にも、再び校長のリクエストによりぶっつけ本番でこの曲を披露することとなった。*14
そのため、メンバーからは金沢恒例の曲とも言われた。
ちなみにそれ以降、金沢及び、しいのき迎賓館でのライブは行われていない。(2017年3月9日現在)
※2017年7月15日に、春ツアーにて石川県金沢市の「本多の森ホール」でのライブが開催予定。
【感想】
盆踊りの歌です(笑)
アイドルの夏ソングとしては、表題曲に比べれまだ王道ですかね。
あんまり変わらないか(笑)
タイトルに「ご存知!」を付けたのは理事長だそうです。
「誰も知らねえよ!」というツッコミ待ちなんだそうです(笑)*15
そう思って聞くと益々可笑しく聞こえますね(笑)
冒頭の前山田さんによる語りですが、「日本の夏、エビ中の夏」というのは、蚊取り線香でお馴染みのKINCHOのCMの「金鳥の夏、日本の夏」というフレーズのパクりオマージュですね。
(あのフレーズ、僕の記憶だと「日本の夏、金鳥の夏」だったような気がするんですが、調べてみるとどうも逆だったみたいです。この曲はわざと逆にしてるんですかね)
この曲、なんと一番が丸々ぁぃぁぃのソロパートという斬新な歌割になっています。
他のメンバーは皆で合いの手を入れるという、アイドルとファンの掛け合いみたいな構成になっています(笑)
前山田さんにしては珍しくゆったりとしたテンポの曲を、ぁぃぁぃがコブシをがっつりと効かせて演歌調に歌い上げます。
これ、当時12歳ですからね。
しかも、公式パンフレット(vol.1)によると、当時一度も演歌を歌ったことがなかったそうです。
そこで、『三百六十五歩のマーチ』と『大ちゃん数え唄』をレコーディングの前日に聞いて練習し、この完成度を叩きだしたというのです。
前日て。信じられませんね(笑)
凄すぎて恐ろしいくらいです(笑)
1番が終わり、2番になると一気にBPMが上昇し、曲調がガラッと変わります。
あんなに演歌調の出だしだったのに、間奏部分なんてもうユーロビートチックになってます。
ああ、やっぱり前山田さんの曲だなぁと思わされる瞬間ですね(笑)
今度は皆で歌うんですが、一番であれだけ歌ったにも関わらず、最後のソロパートもぁぃぁぃが担当しています。
完全にぁぃぁぃ曲ですね(笑)
ところで、ぁぃぁぃが練習用に渡された曲ですが、何故この2曲なのかが気になりますね。
確かに両方ともベテラン演歌歌手の曲ですしコブシも効いてますが、この曲自体は演歌ではありません。
方や歌謡曲、方やアニメのテーマソングです。
本物の演歌の方がコブシが効いてるんじゃないかと思うんですが、
ただ、曲調としては演歌よりもこっちの方がエビ中音頭に近い気がします。
明るく元気な歌い方も参考にしてほしかったのかもしれませんね。
歌詞には特に深い意味は無いと思いますが、これを聞いてるとお盆で田舎に帰省した時の神社のお祭りを思い出します。
小さな幸せが詰まってましたね(笑)
「長くて短い夏休み 無意味に有意義に過ごしましょう」
という歌詞がちょっと気に入ってます。
無意味なことでも有意義に感じられればそれは幸せですよね。
そんな風に生きてゆければ、人生がもっと豊かになるかもしれませんね。
ちなみにこの曲、間奏部分のダンスがカッコいいです。
ぜひまたライブでみたいものです。
できればファミえんで。
復活してくれないかなぁ…(笑)
【シングルの感想】
前山田さんがインタビューで「この盤はほんとふざけきってますね」と語っているのが印象的であり、それが全てです(笑)*16
この辺りからもう完全にサブドル(サブカルチャーをひた走るアイドル)としての地位が確立してきましたね。
ティッシュで切った舵が、ゴーストで固まったという感じでしょうか。
とにかく前回よりさらにサブカル具合が加速しています。
ジャケットとか全然可愛くないですし(笑)
この頃のエビ中なんてほんと芸人みたいなもんですからね。
いかに奇抜なことをするかという部分に心血を注いでる気がします(笑)
~
実はそれを裏付けるような事件がありました。
インパクト大のキョンシーメイクですが、実はこのメイクでライブをしたことがあります。
しかも自分達のライブじゃありません。
かの有名な日本最大規模のアイドルフェス、TOKYO IDOL FESTIVAL (通称:TIF)でです。
このTIF2011においてエビ中は2日間で計四回ステージに立つのですが、その内の一回だけHOT STAGEと呼ばれるメインステージに立つ機会を得ていました。
去年のTIF(『TOKYO IDOL FESTIVAL 2010』)ではサブステージでのライブのみだったので、初のメインステージです。
これまでエビ中が体験してきたフェスの中で恐らく最も大きい舞台です。
その念願の大舞台で…やっちまいました(笑)
しかもこの時はエビ中ではなく「キョンシーシスターズ」と名乗っており、全員「~キョン」という名前での自己紹介でした。(例:みずキョン)
ただでさえ、人数が多いくせに色分けがなくてメンバーの判別がし辛いというのに、まともな自己紹介もせず、その上こんなメイクまでしたら間違いなくメンバーを覚えてもらえません。
というか、覚えるどころか識別すらしてもらえません(笑)
しかもこれで動き回るわけですからね。
ファンですら見分けるのに一苦労でしょうね(笑)
しかし、インパクトは大です。
そりゃもうそうです(笑)
メンバーが印象に残るよりもグループが記憶に残る方を選んだということですかね。
実力が無い内はインパクトで勝負するというのはお姉さんから受け継いだスターダストスピリッツなんでしょう。
理事長と前山田さんのせいでその辺りが数段加速してますが(笑)
ちなみに校長によるとこの企画、メンバーは嫌がってたらしいです。
いや、当たり前ですが(笑)
2012年末頃の瑞季と真山のインタビューによると、自分たちのライブやMVでやる分には(ティッシュ以降もう慣れていたから)良いけれど、他のアイドルが沢山いる場所で変なことをするのは流石に嫌だったようです。*17
そりゃそうですよね(笑)
恥ずかしいですもんね(笑)
しかしそのインタビューの最後で真山は、「それこそキョンシーを絶対にやりたくないって断ってたらメジャーデビューも無かったなと。キョンシーあってこそのエビ中かなって」と語り、瑞季と二人で「またやりたいね」と言っています。*18
逞しく育ちましたね(笑)
ちなみにこのライブの一部始終はフジテレビNEXTにて放送されました。*19
フジテレビNEXTは頻繁に番組の再放送を行っているので、これを見たことないという人も、もしかすると今後見れる機会があるかもしれませんね。
余談ですが、この時のキョンシーメイクはゴーストのMVとは少し違うメイクになっています。
れいなはキョンシーと言うかピエロみたいになってますね(笑)(というかゴー☆ジャス(笑))
お札も一新されています。
せっかくなので紹介します。
瑞季…抑えの切り札
れいな…一号生筆頭
なっちゃん…なっつジャパン
彩ちゃん…安本無双
ぁぃぁぃ…王位継承
美怜ちゃん…女は愛嬌
裕乃…博愛主義
りななん…恵比寿革命、腹八分目
ひなた…拝大五郎、全品半額
です。
男塾やら子連れ狼やらのパロディネタも取り入れて、MV版よりもカオス度が増してますね(笑)
どっちかというとTIF版の文言の方が僕は好きです(笑)
しかしシュールですよねこれ(笑)
ゴーストはともかく、この格好で他の曲もやってますからね。
「ダイビング」*20とかやってますからね(笑)
ほんとぶっ飛んでますね(笑)
~
このシングルは、インディーズ時代で最もハジケてるシングルといっても過言ではないでしょう。
ここでこれだけふざけたので、メンバーも普通のアイドルのようなことをするグループじゃないんだなと悟ったことと思います(笑)
そういう部分も含めて、エビ中らしさを作り上げる上で欠くことのできない重要なシングルですね。
*1:おしらせ|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Ameba
*2:私立恵比寿中学、発売日前にまさかのちゃっかりランクイン | 私立恵比寿中学 | BARKS音楽ニュース
*3:おしらせ|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Ameba
*4:『エビ中の絶盤ベスト~おわらない青春~』 付属小冊子より
*5:ヒャダイン or 前山田健一 on Twitter: "より
*6:『エビ中の絶盤ベスト~おわらない青春~』 付属小冊子より
*7:『エビ中の絶盤ベスト~おわらない青春~』 付属小冊子より
*8:MARQUEE Vol.94より
*9:2015年4月10日よりBSフジで放送されているエビ中のバラエティ番組
*10:Quick Japan vol.105より
*11:Michael Jackson - Thriller (Official Video) - YouTube
*12:〈絶盤ベスト〉を軸に振り返る私立恵比寿中学のあゆみ! - TOWER RECORDS ONLINEより
*13:『エビ中の絶盤ベスト~おわらない青春~』 付属小冊子より
*14:EVERYTHING POINT及び、EVERYTHING POINT2より
*15:〈絶盤ベスト〉を軸に振り返る私立恵比寿中学のあゆみ! - TOWER RECORDS ONLINE
*16:〈絶盤ベスト〉を軸に振り返る私立恵比寿中学のあゆみ! - TOWER RECORDS ONLINEより
*17:MARQUEE Vol.94より
*18:MARQUEE Vol.94より
楽曲紹介『ザ・ティッシュ~とまらない青春~』
《タイトル》
ザ・ティッシュ~とまらない青春~
《発売元》
STARDUST DIGITAL
《発売日》
2011年4月27日
《メンバー体制》
インディーズ時代
(瑞季、宮﨑、真山、杏野、安本、廣田、星名、小池、鈴木、松野、柏木)
《発売形態》
①通常盤
《収録曲》
1. ザ・ティッシュ~とまらない青春~
2. エビ中一週間
《オリコンチャート》
デイリー最高位:17位
ウィークリー最高位:73位
【シングルの背景】
エビ中の4th Single。小池脱退前の最後のシングルである。
このシングルから正式なMVが作られるようになった。
新曲に合わせて制服衣装も新しくなったが、何故かジャケット絵の少女が着ているのは前回のシングル(『チャイム!/どしゃぶりリグレット』)の衣装となっている。
また、このシングルから各曲のコーラスを担当したメンバーが表記されるようになった(ただし、インディーズ時代まで)。
これ以降、インディーズシングルのジャケットは写真ではなく絵が使われることになる。
また、このシングルから各楽曲のボーカル音声無しのバージョンが収録されるようになった。ちなみに、その表記が「(karaoke)」と表記されているのはこのシングルだけであり、以降のインディーズシングルでは「(Off Vocal ver.)」と表記されるようになる。その理由は不明。(メジャーデビュー以降は「(Less Vocal)」の表記で統一される)
収録されている曲は2曲とも前山田氏が手掛けている。
購入者特典として「たまらないブロマイド」が販売店舗にて配布された。*1
ブロマイドは全11種で、店舗ごとに配布される写真の種類が異なっている。(先着順、ランダム配布)
こちらの写真もCDジャケットと同じく、何故か前回の『チャイム!/どしゃぶりリグレット』の衣装を着ている。
【TOWER RECORD配布版】
【HMV配布版】
【TSUTAYA配布版】
【山野楽器配布版】
本CDは現在は絶版となっている。
余談だが、このシングルの発売日に更新された公式ブログにて、安本がショートヘアになったことが報告された。*2
ファンに杏野なつとよく間違われていたことと、父親に「目立った方がいいよ」と言われたことが髪を切った理由。*3
安本はこれ以降現在に至るまでショートヘアを貫いている。
1. ザ・ティッシュ~とまらない青春~
作詞:前山田健一
作曲:前山田健一
編曲:前山田健一
Music Video
監督:家泉英明
プロデューサー:千葉広二
【背景】
前山田氏の提供楽曲第三弾。
以降三作続いて制作される、季節をテーマにした楽曲の第一弾でもある。(この曲のテーマは春)
本曲は『エビ中の絶盤ベスト~おわらない青春~』にも収録されている。
ちなみにこの曲はカバーもされている。
2011年10月19日にヴィレッジヴァンガードから先行発売されたコンピレーションアルバム、『アイドルバイブレーション!!』に収録されている。
このアルバムは旬なアイドルグループの代表曲を様々な人物がカバーしているもので、曲調にアレンジが施されていることに加えて、音源にコールが入っている点が特徴。
「ザ・ティッシュ〜とまらない青春〜」のカバーは、hinano/mico'/miyakaが担当している。
同年11月2日よりiTunesからも配信されており、iTunesから試聴することが可能。*6
さらに、ももクロやエビ中の弟分にあたる「EBiDAN」*7の中から結成されたダンスロックバンドである「DISH//」にもカバーされている。
タイトルは『ザ・ディッシュ~とまらない青春 食欲編~』(2013年2月13日発売の3rdインディーズシングル『ギブミーチョコレート!』に収録)。
2012年11月11日、エビ中はライブツアー*8の東京・Zepp Tokyo公演を行っていたが、同日にその隣にあるイベントステージ・MEGA WEB トヨタシティショウケースではEBiDANがフリーライブ「DISH//&超特急 2NDリリース! HMVツアー “礎”~初心者マーク大歓迎~」を実施しており、本曲はそこで初披露された。
フリーライブのため会場に集まった観客の中にはエビ中目当てのファンも多数いたようで、DISH//が本曲を披露すると、会場に集まった観客はエビ中の原曲を聴き慣れていることもあってか驚きながらも大盛り上がりしたという。*9
こちらのカバーはタイトルや歌詞まで含めて大胆なアレンジが施されているが、この編曲を担当したのも、原曲作者の前山田健一氏である。*10
【感想】
ハイテンポから繰り出されるわけのわからない歌詞が唸る!前山田節120%!
見よ!これがKing of 学芸会だ!!
…感想はそんな感じですかね(笑)
インディーズ時代屈指の盛り上げ曲にして、エビ中を本格的にサブカルの道に引き込んだ曲です(笑)
「ここから変な方向に行き始めた」「はっちゃけ始めた」「おかしくなり始めた」「この先が心配になった」等々、メンバーからはあらゆるインタビューで元凶として語られています。
僕もそう思います(笑)
ここからKing of 学芸会というフレーズに独自の色が付き始めましたね。
まぁ、色と言っても殆ど前山田色ですが(笑)
普通はアイドル×学園で春ときたら卒業や入学をテーマにするものでしょう。
なのにこの曲は、それらの定番を「それどころじゃないわ」と一蹴して花粉症をテーマにしているのです。
ひなたも加入し、MVも作り始めて、いよいよこれから本格的に活動開始だという勝負時であるにもかかわらずです。
いや、花粉症て(笑) 確かに春だけど、なんかもっと他にあるでしょうよ(笑)
面白すぎますね(笑)
もちろんこれも戦略の一つで、藤井校長は後のインタビューで「 "春だから桜、卒業"という王道はあえて選ばない。特に学園コンセプトのグループなんてごまんとあるので、その中で違和感を感じさせることを大事にしています」と語っています。*11
つまり気の迷いではないため、これ以降もガンガンこの路線で攻めていくことになることになります(笑)
ちなみにこの手の発想は前山田さんというよりも主に理事長から出てくるそうです。
理事長の無茶振りを前山田さんが受け、持ち前の手腕で曲にしていたようですね。流石です。*12
まぁ、前山田さんもノリノリで作ってたみたいですけど(笑)
インディーズ時代のエビ中楽曲は、大部分が理事長と前山田さんの悪ふざけによって構成されてると言っても過言ではないでしょうね(笑)
ところでこの曲のタイトルですが、これを聞いたとき誰もが一瞬頭をよぎることでしょう。
え、下ネタ?と(笑)
前山田さんのブログやインタビューでは、「考え過ぎです」とか、「変な想像した人は廊下に立ってなさいっ!!」と書かれていますが、これは明らかに勘違いを狙っていると思います(笑)
動画自体が消されてしまっているので公式なソースが示せないのですが、シングルの発売直前に放送されたUSTREAM番組にて、前山田さんは卑猥なイメージが入る余地があるということは承知しているという主旨の発言をしていたはずなので、全く意図せずして偶然そうとも取れるタイトルになったということではないはずです。(まぁ、あたりまえですが(笑))
タイトルだけでなく歌詞にも多少意味深なフレーズが含まれていますが、歌詞全体に跨っているわけではないので、この曲自体が何かの暗喩ということではなく、単純にウケ狙いで部分的にそういった表現を使っただけだと思います。
色んな意味で凄い曲ですね(笑)
ちなみに、この曲のタイトルを考えたのは前山田さんじゃないそうです。*13
だとすれば恐らく、というか十中八九理事長でしょうね(笑)
今回の歌唱メンバーは、れいな(宮﨑)、真山、彩ちゃん(安本)、ぁぃぁぃ(廣田)、美怜ちゃん(星名)、ひなた(柏木)の6人です。
この6人は歌唱メンなのでMVでも沢山映ってます。
こういう所でも必然的に優遇されてきますね。
ところで、出だしのぁぃぁぃの台詞は「I can't stop…」なんですが、何度聞いても「I can stop…」に聞こえるのは僕だけでしょうか…(笑)
CDだけじゃなくてライブでもそう聞こえます。ぁぃぁぃに限って勘違いしているということはないと思うので、なにかしらの意図があって「ント」をはっきり発音しないようにしているのではないかと思うんですが、実際のところどうなのかは分かりません。
僕の耳がおかしいだけかもしれません(笑)
それとれいなの台詞パート、他の子は「へっくしょん!!」なのにここだけ「ちくしょー」になってます。
実は元々はここも「へっくしょん!!」の予定だったそうなんですが、収録現場で「ちくしょー」へ変更となったらしいです。*14
なにがあったのかは知りませんが、このように現場での思いつきで歌詞が変わることは前山田さんにはよくあることのようです(笑)
作者が収録に立ち会っているからこそできる芸当ですね。
そして他の台詞パートにはりおたん(小池)、りななん(松野)の2人が選ばれています。
ついにりおたんがソロパートを獲得しました!
とは言っても台詞パートで、しかもたったワンフレーズですが、本人はとても嬉しかったようです。*15
というか今まで台詞パートすらもらえていなかったという厳しさですよね…。
この時点で既に、歌の上手いメンバーや個性の光るメンバーは何度もソロに抜擢されています。
美怜ちゃんやひなたなんて加入してすぐに曲のド頭を任せられたりしているわけで、それを間近で見ているのは内心相当辛かったのではないかと思います。
ただ、そういう厳しさがあるからこそ選ばれた時は本当に嬉しいんでしょうね。
『4.10中野サンプラザ大会 ももクロ春の一大事~眩しさの中に君がいた~』でティッシュを披露するりおたんを見ることが出来ますが、台詞直前の緊張した顔と、披露時のパフォーマンスからこの台詞に掛ける意気がとても伝わってきます。
「あなたがいないとダメなの わたし呼吸もできなくなっちゃうの」という台詞。
特別心を揺さぶるような台詞でもない、ただのギャグ台詞ですが、彼女にとってはやっと勝ち取った大切な台詞だったんじゃないかと思います。
ちなみに同じく台詞担当のりななんは、レコーディングの日に風邪気味だったため、本物の鼻声でレコーディングしたそうです。*16
タイミングが良いんだか悪いんだか…(笑)
MVに関してですが、先に述べたUSTREAM番組にて前山田さんは、アイドルにくしゃみをさせるとか、鼻をつまみながら歌わせるとか、音だけではなく視覚的にも楽しめる要素を取り入れられたので、その点でも花粉症というテーマの選択は成功だったというようなことを言っていました。たしか(笑)
確かにそうですね。アイドルにこよりでくしゃみさせるなんて中々ぶっ飛んでます。しかも初MVなのに…(笑)
ちなみにあのくしゃみシーンは、なかなかくしゃみがでない子は演技でくしゃみするように指示されていたらしいのですが、彩ちゃんはそのくしゃみの演技が上手くできず(「ハクション!」がどうしても棒読みになってしまうらしいです(笑))、その結果一人だけくしゃみシーン無しで使われたそうです(笑)*17
ただ歌って踊る以外に何をするかというのはMV制作においての悩み所かと思いますが、この曲は持ち前のテンポの良さに加えてティッシュという小道具を使うことで、見ていて飽きない面白さが出せてると思います。
それに加えて、口パクで「好き」と言うアイドルらしいシーンもちゃっかりしっかり取り入れています。
あのシーンみんな可愛いんですが、個人的には、満面の笑みの裕乃、小走りしてきて叫ぶれいな、照れてティッシュで顔を隠してからの覗き見をする彩ちゃんの3人にはキュンキュンアクション賞を授与したいですね(笑)
特に彩ちゃんは素晴らしいです。優勝です(笑)
ちなみに、インディーズのMVでは唯一寸劇がない作品となっていますが、理事長曰く予算が足りなくて入れられなかったとのこと。*18
この時から茶番を入れるつもりではあったみたいですね(笑)
低予算の割にかなり充実したMVに仕上がっていると思います。
…まぁ、ぶっちゃけ皆が可愛く撮れているからそれだけで充分満足なんですけどね(笑)
ただ、これを見てニヤニヤしていたら間違いなくロリコン変態野郎だと思われるので気を付けてください。
正直僕も初めて見た時は、曲の意味不明さとメンバーの幼さに戦慄して引きました…(笑)
でも、今じゃすっかり虜です。
いやぁ、人生ってわからないものですね!(笑)
2. エビ中一週間
作詞:前山田健一
作曲:前山田健一
編曲:前山田健一
【背景】
ザ・ティッシュ~とまらない青春~と同様に前山田氏の提供楽曲。
本人もコーラスで参加している。
前山田氏曰く、「エビ中版”なんてったってアイドル”」とのこと。*19
トップアイドルになるために練習している様を描いた曲であるため、ピアノの練習曲として有名なハノン*20のメロディーが取り入れられている。*21
元々は、前山田氏が姉妹グループのももいろクローバー用に制作したデモ曲の内の一つであった。
結局ももクロの曲としては採用されなかったが、エビ中の曲として採用されることとなった。
しかし、理事長は初めてデモを聞いた時から既に「これエビ中の曲じゃん!」と思っていたとブログで語っている。*22
本曲は『エビ中の絶盤ベスト~おわらない青春~』にも収録されている。
【感想】
この曲いいですよねー(笑)
とても大好きな曲です。
トップアイドルを目指して毎日頑張るエビ中の姿を歌った、可愛さと健気さに溢れる曲です。
しかしそれと同時に、学校帰りの時間や休日、果ては恋愛まで制限されているのかと思うと切なさと我々の罪深さも感じてしまいますね…(笑)
アイドルって大変だなぁと思わされます。
勿論これは忠実に再現された一週間というわけではないでしょうが、実際にこれに近い一週間の時もあると後のインタビューで裕乃は語っています。笑顔の練習とかはないそうですが(笑)*23
多感な時期にこんな生活してて、よく擦れた子にならなかったなと思いますね。本当に。
この曲は歌詞も面白いんですが、皆の歌声も聞き所満載ですね。
ぁぃぁぃの「夢があるから~」の美声っぷりとか、年齢を考慮すると本当に流石だなと思います。
これと同じメロディのパートを担当しているのはぁぃぁぃ、なっちゃん、真山の三人です。
ぁぃぁぃ真山と比較されてしまうなっちゃんは少しかわいそう…と見せかけて実は全くそんなことはありません。
二人に見劣りしないどころか、正直真山よりも上手に裏声を使いこなしていると思います。
目立たないかもしれませんが、なっちゃんは地声、裏声、面白声(「50年後ぉ~!?」等)等色々な声質を使い分けることが出来る貴重な存在なんです。(良く考えたらこの曲はそれ全部使ってますね(笑))
当時のエビ中でここまでの使い分けが出来るのは、それこそぁぃぁぃ(と真山)くらいのものだったと思います。
なっちゃんは結構ソロパート獲得率の高いメンバーだったので、前山田さんもそこはかなり買っていたんじゃないかと思いますね。
さて、実はこの曲にはそれらよりももっと注目すべきところがあります。
それは歌割です。
そう、なんとこの曲は…
ほぼ(※)全員にソロパートがあるのです!!!
(※)『エビ中の絶盤ベスト~おわらない青春~』の歌詞カードでは、最初の「月曜日はボイストレーニンッ」の部分が【小池】と表記されていますが、これは【宮﨑】の間違い…という情報があるのですが、非公式なので真偽は不明です…。(詳細をご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただけるとありがたいです)
ただ、どちらにしろほぼ全員にソロパートが分配されてるのは事実です。
さっき散々ソロパートが貰えない厳しさが云々とか言ってた手前恐縮ですが(笑)
(れいなだけなかったとしたらやっぱり厳しい環境ってことになりますけどね…)
マイク交換スキルの発達のお陰か(どうかは分かりませんが)、今まで歌唱メンバーは6人縛りだったのが、一気に増えました。
このお陰で、今まで一度も歌唱パートを貰っていなかったりおたん、裕乃、りななんの三人も初歌唱パートを獲得しました。
りななんは後のインタビューで、歌唱パートがもらえてすごく嬉しかったと語っています。*24
ですが、裕乃にとってはこれは"台詞パートのようなもの"という扱いだったらしく、後のインタビューでは『私の中では「オーマイゴースト」が初めて(ちゃんとしたパートを貰った曲)です』と語っています。*25
(ってオーマイゴーストの(元々の)裕乃パートって「何よりも 科学的じゃない」と「ってぜんぜん 効かないじゃん!」なんですけどね。
エビ中1週間と大して変わらないどころか、何ならゴーストの方が若干台詞の延長感が強いような気がするんですが……鈴木心はよく分かりません(笑))
今では当たり前のように全員にパートがありますが、それは本当にありがたいことですよね。
やっぱり全員にソロパートがあるというのはいいものです。
ソロの時は必ず前列に出ることが出来るので、ファンにとってもありがたいですしね。
そんなこんなでエビ中の良さやらその他諸々が色々と詰まった一曲!(笑)
おすすめです!
なっちゃん曰く、おばあちゃんっぽく歌ってるところをお聞き逃しなく!!とのことなのでぜひお聞き逃しなく(笑)*26
それと、「登・校・日!」のところの振り付けが見ていてとても気持ちいいので、見る機会があったらぜひお見逃しなく(笑)
【シングルの感想】
ティッシュの感想でも少し書きましたが、やはりこのシングルからエビ中の方向性が固まってきたように思います。
熱いエールで人を励ますとか、深大なメッセージを世間にぶつけるとか、そういった堅苦しいものや背伸びしたものではなく、もっと自由で、もっと自然な、ありのままの楽しさを表現するグループという感じですかね…。
う~ん、エビ中の個性を言葉にするのはとても難しいです(笑)
ただ楽曲の方向性としては、堅苦しい説教臭さを排除していき、喜怒哀楽(主に楽ですが(笑))をできるだけシンプルかつストレートに表現するようになっていったように思います。
今にして思うとこの時期にこういう曲に触れていたことも、擦れずに育つことができた理由の一つかもしれませんね。
変に大人びたグループになっていたらあんなに純心のままではいられなかったでしょう。
…でもよく考えたら、グループ名からして大人びたグループには成りえないですね(笑)
まぁ、そんなこんなでこのシングルは、これからのエビ中の方向性を示すキーシングルだったと思います。
メジャーデビューを機にまた少しづつ特徴が変化していきますが、それはその時にまた語りたいと思います(笑)
あ、それと今回は省いちゃいましたが、このシングルに収録されているkaraokeバージョンはChorusメンバーのコーラスがよく聞こえるそうです。
実は持ってないので不確かな情報なんですが(笑)
確かにノーマルバージョンだとコーラスはあんまり聞こえないですよね。
これ以降のインディーズ曲にもそれぞれコーラス担当が存在しているのですが、クレジットをよく見てみると、ぁぃぁぃとひなたは全ての曲のコーラスを担当していました。
ティッシュには真山、エビ中一週間とエビ中音頭には前山田さん、売れたいエモーションと永遠に中学生には彩ちゃんが加わっていますが、ぁぃぁぃとひなたがコーラスを務めていない曲はありません。
こんなに偏りがあるとは思いませんでしたが、まぁ誰にでも出来ることではないので当然なのかもしれませんね。
それだけこの2人が凄いということでしょう。
ボーカル無しのバージョンはそれぞれのシングルにしか収録されていないので、中古ショップ等で見つけたらぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
僕も今度見つけたら買おうと思います。
そして何か面白い発見があったらここに書き足します(笑)
*1:おしらせ|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Amebaより
*2:安本彩花|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Amebaより
*3:Quick Japan vol.105より
*4:私立恵比寿中学「ザ・ティッシュ~とまらない青春~」|ヒャダイン オフィシャルブログ 「ヒャダインのチョベリグ★エブリディ」 Powered by Amebaより
*5:私立恵比寿中学、クリスマスライブでティッシュ乱舞 - 音楽ナタリーより
*6:Various Artistsの「アイドル バイブレーション!!」を iTunes で
*7:スターダストプロモーションに所属する男性俳優・タレントで構成されたアーティスト集団
*8:ウィンターデフスター極上ツアー2012-2013 ~KING OF GAKUGEEEEKAI of チュウ of LIFE~
*9:新曲「梅」初披露&観客巻き込み大玉転がし!エビ中体育祭 - 音楽ナタリーより
*10:ももクロ弟分・DISH//、前山田プロデュース曲PV公開 - 音楽ナタリー
*11:私立恵比寿中学 (5/7) - 音楽ナタリー Power Pushより
*12:理事長 (自由人。しがない非公式) on Twitter: より
*13:ヒャダイン or 前山田健一 on Twitter: より
*14:CDJournal 2011 11NOVEMBERより
*15:初♪~θ(^0^ )(小池梨緒)|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Ameba
*17:MARQUEE Vol.94より
*18:理事長より|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Amebaより
*19:〈絶盤ベスト〉を軸に振り返る私立恵比寿中学のあゆみ! - TOWER RECORDS ONLINEより
*20:教本の事を指す場合が多い
*21:MARQUEE Vol.94より
*22:理事長のお言葉|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Amebaより
*23:〈絶盤ベスト〉を軸に振り返る私立恵比寿中学のあゆみ! - TOWER RECORDS ONLINEより
*24:私立恵比寿中学『初めてのベスト盤とこれまでの活動の歴史を振り返る!』 | ORICON NEWSより
*25:Quick Japan Vol.113より
幸せを作り出す童心
本日、松野莉奈を送る会に参列しました。
献花用の花にはピンクのガーベラを選びました。
エビ中に転入して間もない頃の話ですが、りななんがブログで好きだと語っていた花です。*1
また、ピンクのガーベラには「崇高美」と「童心にかえる」という花言葉があり、これ以上ないほどりななんにぴったりだなと思ったのでこれにしました。
今まで全く現実感がなく、現地についてもさほどその感覚は変わりませんでしたが、献花台を目にした瞬間に現実を叩きつけられました。
その衝撃があまりにも強すぎて、心の中で「なんだこれは…」と何度も繰り返し言い続けながら泣きました。
自分の番が来ると頭が真っ白になってしまい、ただ「ありがとう」という言葉しか出てきませんでした。
情けないですが、その気持ちだけでも伝わっていたら嬉しいです。
前回のブログで僕は、エビ中の作品には本物の悲しみが宿ってしまったからもう見れないと書きました。
しかし、実際に見てみるとやっぱり笑えるし、熱くなれるし、幸せな気分になれました。
確かに、悲しもうと思えばいくらでも悲しい気分になれます。
声を聞く度、姿を見る度、叶わぬ景色を夢想して、もう二度と彼女を見ることは出来ないんだと言い聞かせれば悲しみは無限に溢れ出てきます。
でも違うんです。
エビ中ってそうじゃないんです。
そういうものじゃないんです。
画面の中の彼女たちは、悲しんでもらうために歌ってるんじゃないんです。
苦しんでもらうために踊ってるんじゃないんです。
辛くなってもらうために笑ってるんじゃないんです。
あんなに一生懸命なのは、皆を楽しくするためなんです。
皆を笑顔にするためなんです。
皆を幸せにするためなんです。
それなのに、そんな一生懸命幸せを与えようとしてくれてる彼女たちを見て悲しみに浸るなんてあまりにも失礼なことだと思いました。
失礼極まりないです。
それはエビ中という存在そのものを否定し、泥を投げつけるのと同じことです。
エビ中への冒涜です。
エビ中は幸せを作り出す存在なんです。
それは、永遠に中学生というテーマにあの子達の純真さが掛け合わさることで起こる奇跡です。
僕は本気でそう思ってます。
だから僕はこれからもエビ中の作り出す幸せを感じていたいし、それを少しでも世に伝えていきたいと思いました。
前にも言った通り、りななんは永遠に中学生そのものです。
見た目は大人、中身は子供。
どれだけ歳を重ねても、永遠に中学生の心を持ち続けている限り、りななんはそこにいます。
エビ中が永遠に中学生を掲げ続けている限り、りななんはエビ中と共にあります。
僕はそう信じます。
だからもう悲しくないと言ったらうそになりますが、
エビ中のこれまでの作品を、そしてこれからの作品を見続けていく決心はつきました。
エビ中は前に進む決断をしました。
ならば僕もそれに付いて行きたいです。
やっぱりエビ中が大好きなので。
このブログはまたいつも通りに再開したいと思います。
僕はりななんに対して腫れ物に触るような扱いはしません。
悪い言い方をすれば、特別丁重に扱うようなことはしません。
他のメンバーと同じように、思ったことをそのまま書きたいと思います。
もしかしたらそのせいで不快に感じる方がいらっしゃるかもしれません。
でも、僕は彼女だけ別物として扱いたくはないのです。
申し訳ございません。
それでも良ければ、これからも見て頂けるとありがたいです。
無題
昨日、エビ中メンバーの松野莉奈さんが亡くなってしまいました。
あまりにも突然すぎました。
昨日一日、頭の整理が全くつきませんでした。
今でもついてません。
本当に信じられません。
僕は8人のエビ中が大好きですし、それ以前のエビ中も大好きです。
中でも、昔の作品を観賞して今との違いを楽しむことが好きなんです。
転校メンバーを思い出して時々寂しくなる時もありますが、皆自分で決めてそれぞれの道で頑張っているので悲しくはありません。
時々ブログや特典映像で転校メンバーが出てくるのが嬉しくて、それを楽しみにしていたりもします。
僕が最初に転校生も含めた全メンバー紹介の記事を作ったのは、それを皆さんに共有したかったからです。
でも今回は違います。
転校とは全然違うんです。
もう彼女が僕たちの前に姿を現すことは二度とないんです。
僕はもう過去の作品を今までと同じように楽しむことが出来ません。
全ての作品に本物の悲しみが宿ってしまいました。
7人時代というカテゴリーを作りたくないです。
今後エビ中がどうなるかは分かりませんが、このブログの更新は暫く休止することになると思います。
楽しみにして下さっていた方がいるかどうかは分かりませんが、申し訳ございません。
気持ちに整理がついたらまた書きます。
恐らくその時はなんの前触れもなく突然いつも通り再開すると思います。
本当に身勝手で申し訳ありません。
松野莉奈さん
あなたは絶世の美女です。
世に二人といない完璧な美貌を持っています。
しかし、本当に美しいのはその心です。
あなたの心は純粋そのもの。
誰もが成長と共に失ってしまう、無邪気で綺麗な子供の心をいつまでも持ち続けていました。
見た目は大人、中身は子供。
あなたこそ「永遠に中学生」というコンセプトを最も体現した存在だと思っていました。
メンバーも少しずつ大人になっていますが、あなたがいればそのコンセプトを見失うことはないと思っていました。
何故今あなたが逝ってしまわなければならないのか理解できません。
こんなことがあっていいはずがありません。
神も仏もいないんだと思い知らされました。
最早とりとめも何もない文章ですが、最後に言わせてください。
沢山の笑顔をくれてありがとうございました。
夢を見せてくれてありがとうございました。
あなたを知れて幸せでした。
どうか安らかにお眠り下さい。