学芸会紹介『私立恵比寿中学1stワンマンLIVE DVD』
《タイトル》
私立恵比寿中学1stワンマンLIVE DVD
《公演日》
2011年10月8日
《開催地》
Shibuya O-EAST
(収容可能人数:約1300人(オールスタンディング時) )
※本作に収録されているのは座席有りの公演です。
《発売元》
STARDUST DIGITAL
《発売日》
2012年2月15日
《メンバー体制》
インディーズ時代
(瑞季、宮﨑、真山、杏野、安本、廣田、星名、鈴木、松野、柏木)
《発売形態》
①通常盤(DVD)
②初回限定盤(DVD)
【特典】ちゃんとノッてるアナザージャケット
《収録内容》
DISC1
ー「エビ中文化祭~エビの数だけ殻むいて~@Shibuya O-EAST」ー
01.Opening Video
02.Ebiture
03.ザ・ティッシュ~とまらない青春~
04.売れたいエモーション!
05.MC①~おなじみ自己紹介~
06.エビ中一週間
07.なにがなんでも
08.オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~
10.ご存知!エビ中音頭
11.エビ中出席番号の歌 その1 ※音源初収録
12.どしゃぶりリグレット
13.Interview Video
14.もっと走れっ!!
15.チャイム!
16.MC③~それぞれの想い~
17.イッショウトモダチ ※音源初収録
18.Encore① えびぞりダイアモンド!
19.Encore② 永遠に中学生
20.Double Encore また明日
21.MC④~Endingからのバイバイ~
DISC2
ー特典映像ー
「エビ中体育祭~成長痛がとまりません!~」
01.体育祭 OPV
02.体育祭 転換V
「エビ中文化祭~エビの数だけ殻むいて~」
03.文化祭 OPV
04.文化祭 転換V
「私立恵比寿中学~後夜祭~」
05.後夜祭 OPV(再編集版)
06.「ザ・ティッシュ~とまらない青春~」Music Video
07.「オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~」Music Video (long ver.)
08.「もっと走れっ!!」Music Video (long ver.) ※未発表映像含
【背景】
2011年10月8日(及び10日)にShibuya O-EASTにて行われた『私立恵比寿中学 1stワンマンLIVE』を映像化した作品。
本ライブは昼と夜の2部制で行われた。
さらに両部のチケット即日完売を受け、「後夜祭」と題したオールスタンディングの追加公演が二日後に行われた。(1部と2部は座席有りの公演。)
こちらもチケットは完売した。
(ちなみに後夜祭は2つの花道を作ったステージ構成となっていたため、オールスタンディングとはいえ会場のMAXキャパまで人が入ったわけではありません。*1)
ー
『私立恵比寿中学 1stワンマンLIVE』(Shibuya O-EAST)
2011年10月8日
1部『エビ中体育祭 ~成長痛がとまりません!~』
2部『エビ中文化祭 ~エビの数だけ殻むいて~』
2011年10月10日
『私立恵比寿中学~後夜祭~』
ー
サブタイトルの「体育祭」や「文化祭」という言葉に殆ど意味はなく、特にそれらにあやかった催しが行われたわけではない。
それぞれの部ではカバー曲(及び旧3B junior*2の曲)が披露されており、1部では「かえして!ニーソックス」と「ダイビング!」(旧3B junior) 、2部では「なにがなんでも(エビ中ver.)」と「また明日」(旧3B junior) 、後夜祭では「ドレミの歌」が披露された。
ちなみに後夜祭の「ドレミの歌」は、前回の松野生誕企画*3のリベンジとして、ファンとメンバー全員で歌われた。
会場では数量限定グッズとして、『「車掌は君だ!」限定BOX』が発売された。
各種限定バージョンの、Tシャツ、マイクロファイバータオル、ハート型ペンライト、リストバンド、生写真がワンセットになって電車を模したBOXに収納されたグッズ。価格は1万円。
ちなみに、この時発売されたマイクロファイバータオルには珍しくメンバーの写真がプリントされていたが、これはスターダスト初のビジュアル入りタオルであった。
さらに、その他通常グッズの他に『私立恵比寿中学公式リーフレット(白版、青版)』も発売された。(各500円)*4
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本DVDには8日公演の第2部の「エビ中文化祭~エビの数だけ殻むいて~」が収録されている。
当時はまだ『エビ中の絶盤ベスト~おわらない青春~』が発売していなかったため、「エビ中出席番号の歌 その1」と「イッショウトモダチ」の音源が収録された初の作品となった。
特典映像には各公演で流されたOPV(オープニングビデオ)と転換V(転換時に使用されたVTR)が収録されている。(但し、後夜祭の転換Vは収録されていない)
尚、後夜祭のOPVは再編集版となっており、ライブ当日には流れなかった未公開映像も含まれている。
また、これまでに発売したシングルのMusic Videoも全て特典映像として収録されている。
「もっと走れっ!!」のロングバージョンMVはこの作品で初めて公開された。
初回限定盤にはジャケットにメンバーの写真が写っている、「ちゃんとノッてるアナザージャケット」が封入された。
これ以降の映像作品においても、メインジャケットが絵でアナザージャケットが写真がという手法が暫く使われる。
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2011年12月27日にはYou TubeにてDVD発売の特報動画が公開された。
ちなみにこの動画の公開日の前日が宮﨑れいなのラストライブであり、当日は9人体制初のライブが行われた日である。(当日は真山の生誕ライブでもあった)
さらに、2012年3月2日にはナタリーから、本DVD及び「仮契約のシンデレラ」の告知VTRが公開された。
ちなみにタイトルの"チーム欠席"とは、同時期に公開されたナタリー初のエビ中ロングインタビュー*5に参加していなかったメンバーのことである。
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本DVDの発売日には、発売記念イベントとして、タワーレコード渋谷店及び、HMVららぽーと豊洲店にて『私立恵比寿中学1stワンマンLIVE DVD発売記念 「密林もいいけど来て見て楽しむ お渡し会」』が行われた。
イベントに参加すると、初回特典の「ちゃんとノッてるアナザージャケット」と「一日遅れのバレンタインチョコ」を手渡しで貰うことができた。*6
また、タワーレコード渋谷店にて、2011年2月14日~2月27日まで『「1stワンマンLIVE DVD」発売記念!パネル展「渋展」』が開催され、1stワンマンLIVEの写真パネルが店内に展示された。DVDを購入すると、抽選でパネルが当たる応募用紙を手に入れることができた。*7
さらに、1stワンマンLIVEDVD発売を記念して、ソーシャルミュージックサイト「OKMusic」と恵比寿つながりのコラボ企画「ご近所アイドルを応援しよっ!!」がスタートした。*8*9
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ちなみに本ライブの開催地であるShibuya O-EASTは、カルチュア・コンビニエンス・クラブがネーミングライツを取得したため、2013年12月以降の名称は『TSUTAYA O-EAST 』となっている。*10
【個別の感想】
全曲分書くわけではありませんが、各曲の感想をかいつまんで書いていこうと思います。
…と思ったのですが、アホみたいに長くなってしまったので、個別の感想は別の記事として分けることにしました(笑)
かなりグダグダな感想文なので、ゆるい目線で見て頂ければ…(笑)
⇒学芸会紹介『私立恵比寿中学1stワンマンLIVE DVD』【個別感想編】 - 浅い知識でしゃあしゃあと
ebira.hatenablog.com
【全体の感想】
先にも書いてますが、これがエビ中初のDVD作品です。
全員が赤目になっている不気味なジャケットからは、意地でも普通のアイドルと同じ路線は通らないぞというサブカル魂を感じますね(笑)
ちなみにぁぃぁぃは速攻でアナザージャケットに変えたそうですが(笑)*11
このライブはエビ中のファーストワンマンライブと銘打たれているわけですが、ショッピングモールや家電量販店等のイベントスペースでの単独のライブはこれまでにも行っているので、ライブハウスでのワンマンライブが初という意味だと思います。
ただ、ややこしいのはこの次のライブ映像作品のタイトルもファーストコンサートとか書いてあるんですよね(笑)
あっちは初のホールコンサートという意味なんですが。
僕がエビ中に興味を持ち始めた頃、どっちが最初のライブなのか分からなくて困惑したことを覚えています(笑)
ライブの中身は、エビ中にしては珍しく変化球なしの王道ライブという感じの作りになっています。
TIFにキョンシーメイクで乗り込んだグループとは思えない程の直球振りですね(笑)
しかし、直球であるが故に当時のエビ中の等身大をダイレクトに感じることが出来ます。
今回はファーストワンマンということで、運営もメンバーも初めてのことだらけの作品です。
なので、当然近年の作品と比べるとあらゆる面で出来は劣っています。
しかし、その分今にはないものも沢山あり、見所は本当にびっくりするほど沢山あります。
特にメンバーの個人スピーチは必見ですね。
当時のメンバーのまっさらな気持ちと、今に繋がる人間性の根幹を感じることが出来ます。
そしてこの作品は、10人時代のエビ中のパフォーマンスをちゃんと見られる唯一の作品です。
後のインタビューでこのDVDの見所を聞かれた時、真山は「10人いたこと」と答えていますが、まさしくその通りですね。*12
エビ中の出席番号や自己紹介は、10人時代に作られたものが今でもベースとなって使われています。
エビ中と言えば9人になってからが良く取り沙汰されますが、僕はこの10人時代も今のエビ中を形成する上で物凄く重要な時代だったと思っているので、この時代の作品がこうして形として残って本当によかったなと思います。
このライブは当時のエビ中からすればやっとの思いで辿り着いた到達点なんですが、今にして見るとこのライブには始まりを感じる部分が沢山あり、寧ろ出発点のように感じます。
さらに演出のお陰かここまでのエビ中を垣間見ることも出来る作品になっているので、パフォーマンス的にも演出的にもメンバーの心情的にも、エビ中の原点を感じる作品ですね。
笑えて、泣けて、切なくなって、楽しくなって、そしてもっとエビ中が好きになる。
そんな作品です。
ファン必見とはこのことでしょう。
- ディスク枚数: 2
- 販売元: SPACE SHOWER MUSIC
- 発売日 2012/02/15
- 時間: 180 分
- おすすめ度: 19件のカスタマーレビュー
※上記のようにこの作品は、Amazonでは「販売元」が「SPACE SHOWER MUSIC」と表記されています。
当記事では「発売元」を「STARDUST DIGITAL」と記載しているので、間違いかと思われる方がいるかもしれませんが、「発売元」と「販売元」は別物なので違うこともあります。
簡単に言うと、「発売元」はその作品を開発・製作した会社であり、「販売元」はその作品の流通(つまり文字通り販売)を担当している会社のことです。自前で流通ラインを持っている場合は「発売元」と「販売元」が同じ会社になりますが、特にインディーズレーベルでは自前の流通ラインを持っていない会社も多いので、そういう場合は販売を他社に委託することになります。しかし、作品の権利はあくまでも「発売元」に帰属します。
…ということらしいです。
いや、何を隠そう僕が一番混乱しましたよ(笑)
ややこしい…。だったら発売元じゃなくて製造元と書いてくれよ!…と言いたいところなんですが、「製造元」と言うと今度はその製品を直接製造した会社(製品を量産している工場や、その工場を有している会社等)の事を指すみたいなのでこれまたややこしいですね(笑)
ただ、当時の「STARDUST DIGITAL」が流通ラインを持っていなかったのかどうかはよく分かりませんでした。
でもAmazonにはああ書いてあるので、多分販売を「SPACE SHOWER MUSIC」に委託したんだと思います。きっと(笑)
以上、豆知識コラムのコーナーでした(笑)
*1:お祭りわくもふ^∀^☆(真山りか)|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Amebaより
*2:3B juniorとは、この時点ではスターダストプロモーション芸能3部に所属している高校生以下の女性タレントの総称です。しかし現在はその枠組みは撤廃され、それとは別に「3B junior」という名のアイドルグループが存在するため、現在の3B juniorと区別するためにこのブログでは当時の方を「旧3B junior」と呼んでいます。
*3:2011年7月17日に行われたライブにおいて松野が生誕企画としてソロで「ドレミの歌」を歌ったが、歌詞が飛ぶ等して上手く歌えず、歌唱終了後に泣いてしまった(りななんのドレミの歌 - YouTube)
*4:お知らせ沢山|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Amebaより
*5:私立恵比寿中学 (1/7) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
*6:『エビ中』のライブは痛風にも効く!? 私立恵比寿中学がお渡し会イベント | ORICON NEWSより
*8:★エビ中情報★|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Amebaより
*9:私立恵比寿中学応援企画 | 特別企画 - OKMusic
*10:ニュースリリース|CCC カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社より