楽曲紹介『チャイム!/どしゃぶりリグレット』
《タイトル》
チャイム!/どしゃぶりリグレット
《発売元》
STARDUST DIGITAL
《発売日》
2011年1月10日
《メンバー体制》
インディーズ時代
(瑞季、宮﨑、真山、杏野、安本、矢野、廣田、星名、小池、鈴木、松野、柏木)
《発売形態》
①通常盤
《収録曲》
1. チャイム!
2. どしゃぶりリグレット
《オリコンチャート》
デイリー最高位:40位
ウィークリー最高位:――
【シングルの背景】
エビ中の3rd Single。宇野の転校、及び柏木の転入以降初のCD作品。
2011年1月10日に行われたイベント、『3B juniorのZEROからスタート 待ってろサンプラザ!!』で先行販売後、全国のHMVにて販売された(現在は絶版)。
ちなみに同イベントをもって宇野は転校した。(ただし、『朝のチャイムがなりました!』発売時とは違って、この日転校することは事前に告知されていた)。
このシングルに収録されている2曲は、『エビ中の絶盤ベスト~おわらない青春~』に収録されている。
理事長は前回の「えびぞりダイアモンド!」のような(あるいはそれ以上に)奇抜な楽曲をエビ中に与えたかったようだが、当時エビ中を担当していたA&R*1が正統派楽曲を好む人物であり、2ndシングル発売に当たって正統派楽曲を募った結果完成したシングル。*2
3rdシングルからは担当A&Rが石崎氏(かりそめ先生)に変わったため、この路線は続かなかった。
そのため、本シングルはインディーズシングルの中では異彩を放つ存在となっている。
1. チャイム!
作詞:MIZUE
作曲:すみだしんや
【背景】
インディーズ時代のシングルは殆どが前山田氏が手掛けた曲がシングルのタイトルになっているが、唯一この曲だけは前山田氏が関わっていない曲でありながらシングルタイトルに名を連ねている。(1st Singleの『朝のチャイムがなりました!』は曲のタイトルではない)。
ちなみに作詞と作曲を担当したMIZUE氏とすみだしんや氏は、後にエビ中の絶盤ベストに収録される『また明日』や、先輩グループであるももいろクローバーの『きみゆき』等の楽曲を手掛けたコンビでもある。
両氏はオフィシャルサイトを共有している模様。*3
【感想】
インディーズ時代では唯一と言ってていい正統派アイドルソングですね。
今でも根強い人気を誇る曲ですが、当時は特にファンからもメンバーからも人気の高い曲だったんじゃないかと思います。
なにせ他が変なのばっかりですから(笑)
実際、エビ中の絶盤ベストの小冊子には、「えびぞりの後の曲が正統派アイドルソングだったのでメンバーは驚き、歓喜した」と書かれています。(ちなみにその後に続いてるメンバーからの愚痴コメントが面白いです(笑))
曲の内容としては、夢に向かって一歩踏み出す姿を描いた青春ソングと言ったところでしょうか。
そういう人への応援歌でもありますね。
『どしゃぶりリグレット』のような一貫したストーリーがあるわけではありませんが、断片的な情景描写を挟むことでストーリー性を匂わせる作りになっていると思います。
歌詞を見ると、主人公が自分自身を奮い立たせているように感じます。
こういう曲は歌っている側も勇気づけられるんですよね。
走り始めたばかりのアイドルグループにもの凄く刺さる曲であると同時に、アイドルを辞めて別の道を行く決意をした子達にもとてつもなく刺さる曲だと思います。
つまり当時のエビ中には効果抜群です。(ちなみになるちゃん(宇野)もこの曲は歌っています)
こういう曲を歌わせることで、メンバーの背中を押すという狙いもあったのかも知れませんね。
健気な姿が胸を打つ一曲です。
でもタイトルの「チャイム」はあんまり歌詞とは関係ない気がしますね。一応歌詞には出てきますが若干とってつけた感があります(笑)
チャイムは始まりと終わりを意味するものだと思いますが、この曲は先に述べたように「夢への第一歩」を語っている曲なので、ここでのチャイムは「始まり」の意味で使われていると思います。そう考えると関係があるような気がしてきますが、歌詞の流れで見るとやっぱりとってつけた感は否めません(笑)
間奏部分でチャイムの音を彷彿とさせるメロディーが流れているので、特に違和感があるわけではありませんが。
おそらくエビ中の学校設定に寄せて作ってくれたんだと思います。
メジャーデビュー以降のインタビューで、インディーズ時代の曲で思い入れのある曲についてと聞かれると、瑞季はいつもこの曲をあげていました。
何故かと言うと、この曲は瑞季が初めてソロパートをもらえたオリジナル楽曲だからです。
なんでも、『えびぞりダイアモンド!!』の時に初期メン(えびぞりの時点では瑞季、宇野、宮﨑、真山の四人)の中でパートがもらえたのが真山だけだったことが悔しかったので、一生懸命練習したとのこと。そのため、パートがもらえたのがとても嬉しかったんだそうです。*4
瑞季はソロの人数制限がなかった1st Singleでも、『大爆発No.1』の「涙をふいて」という部分しかソロパートがありません。(ちなみにれいな(宮﨑)はもっと少なくて、「恋が」しかありませんでした…)
『大爆発No.1』の瑞季の「涙をふいて」は正直かなり棒読みです。(個人的にはそれがめちゃくちゃ可愛くて大好きなんですが(笑))
それを聞いてから『チャイム!』の「鳴り響く 胸のチャイムどんなときでも」を聞くと、まるで別人のように上手くなっていることが分かると思います。
これだけでもいかに練習したかがよく分かりますね。
この曲の面白いところは、ソロパートと全員で歌うパート以外に、2人で歌うパートや3人で歌うパートがあるところです。
『なにがなんでも(エビ中ver.)』や、『大爆発No.1』でもそういった手法はありましたが、あの頃は恐らく声量の足りなさや個々の歌唱力の低さを誤魔化すためにそうしていたんだと思います。
ひょっとすると『チャイム!』もそういう理由かもしれませんが、一人ずつ歌うのとはまた違った味わいが出て面白いやり方だと思いますね。
基本的に前山田さんはあまり使わない手法なので、必然的にインディーズ楽曲では珍しい手法となっています。(メジャーでもあまり見ませんが)
2. どしゃぶりリグレット
作詞:前山田健一
作曲:前山田健一
編曲:前山田健一
【背景】
音楽主任前山田氏からの提供楽曲第二弾にしてエビ中初の恋愛ソング。
『えびぞりダイアモンド!!』と同じように、この曲も公式ブログに前山田氏による曲紹介と各ソロパートの選出理由が掲載されている。*5*6
ちなみに、この記事を最後に前山田氏がエビ中公式ブログに記事を書くことはなくなった。
前山田氏曰く、『チャイム!』と対極の楽曲ということもあり、『チャイム!』でソロパートを担当しなかったメンバーを中心にパート割を考えたとのこと。(と言いつつ半分は『チャイム!』と同じメンバーになっている(真山、安本、矢野))
当初は宇野の声質をイメージして書いていた模様。*7
【感想】
アイドルと恋愛ソングといえば切っても切れない密接な関係にあるものかと思いますが、その重要なセクションの初陣を飾ったのは壮絶な悲恋ソング。
これ以降エビ中の恋愛ソングは悲恋、失恋、片思いという切ない要素を携えたものばかりになります。僕の思い当たる限りでは、2016年9月21日に発売されたメジャー10th Singleの『まっすぐ』が出るまで、エビ中には成就した恋や両想いを匂わせるような曲はありません。(これについては『まっすぐ』の感想の時に語りたいと思います。いつになるか分かりませんが…(笑))
この曲の作者が前山田さんだと知った時はびっくりしました。
前山田さんといえば前作の『えびぞりダイアモンド!!』やこれ以降提供されるティッシュやゴーストのような、「わちゃわちゃして楽しい曲」というイメージが強かった(というかそのイメージしかありませんでした(笑))ので、こういう曲も作れるんだなと大層驚きました。(←めちゃくちゃ失礼)
公式ブログの前山田さんによる説明によると、この曲は僻み、嫉み、妬みといった思春期特有のウジウジした感情を表現した曲だそうです。
某エビ中メンバーのお母さんには「この主人公の女の子、全部自分が悪いでしょー?こんなウジウジした女、だいっきらい!!」と言われてしまったらしいですが(笑)
まあ、確かにそうです。この曲はただただとある女の子の後悔(リグレット)を延々と語っているだけの後ろ向きな曲ですからね。
基本的にこの曲のような、後悔ばかりで足踏みしている状態はアイドルの楽曲だと否定されがちです。(スターダストアイドルの曲なら尚更です)
確かに前向きなのは素晴らしいことですが、誰もがいつでも前向きでいられるわけではありません。
ウジウジしたくなる時もありますよ。人間だもの。
そういう「浸りたい」時に聞きたくなるのがこういう曲なんじゃないでしょうか。
悲しい時や切ない時はとことんまで悲しんだ方が良いと思うんですよね。切り替えもしやすいでしょうし。
だからこういうただただ悲しいだけの曲にもちゃんと需要があるし、存在意義もあるんだと僕は思いますね。
それに悲しいだけといっても、後悔の切なさと苦しさを散々表現してからの「もしも時間が戻せるのなら あなたへこの想い 全身で届けよう」という歌詞には、「こんな風にならないためにも自分の気持ちには正直になろう」というメッセージ性があると思います。
前回の『えびぞりダイアモンド!!』から世界観は一転していますが、「臆病に負けずに正直になろう」というメッセージは共通している部分かもしれませんね。それが出来れば笑顔あふれるえびぞりの世界、出来なければ後悔と涙のどしゃぶり世界だということなのかもしれません。
それとこの曲は確かに後向きですが、「私も好きなの!負けないんだから!」と言えばよかったという具体的なアドバイスまでくれている分とても親切ですよね。
大抵の曲は多くの人に共感してもらえるように曖昧で抽象的な表現で済ませることが多いですから(笑)
この曲は音楽もさることながら、歌詞の言葉選びが巧みだと思いますね。まるで中学生の胸の内を覗きこんだかのようなリアリティを感じます。
中一レベルの英単語を盛り込むことで中学生っぽさを演出したという旨がブログでは書かれていますが、「流す涙が 雨に消えていく」や「神様教えてよ 夢は叶わないの?」等のフレーズも、少しカッコつけているというか、悲劇のヒロインぶりを自ら加速させている感じ(いわゆる中二病感(笑))があって、中学生らしさの演出に一役買っていると思います。
歌唱に関して言うと、やはり特筆すべきは新メンバーの柏木ひなたを曲の主軸に抜擢しているところでしょう。出だしソロや落ちサビ等、重要なポジションを任されています。
前山田さん曰くひなたの歌唱には哀愁があり、ぼっち感が半端なかったんだとか(笑)
ぼっち感はよく分かりませんが、当時小学6年生だったことを考えれば確かに哀愁はなかなかのものです。
最年少でしかも入ったばかりのメンバーがいきなり曲のメインを務めたことで、他のメンバーには相当なプレッシャーが掛かったのではないかと思います。前山田氏もインタビューで、この抜擢によってメンバーのやる気スイッチが入った、メンバーが歌のパートが欲しくて日夜練習をするようになったのもこの頃からだと語っています。*8
そしてひなたと対をなしてAパートのソロを任されているのがなっちゃんです。ちょっと意外ですね(笑)
前山田さんの中では、なっちゃんは『えびぞりダイアモンド!!』の「ひーげそーりー!」や「英語テスト30点…」等のコミカルな歌い方のイメージが強かったようですが、いざレコーディングをすると彼女は「ぼっち感」をしっかり理解して仕上げてきていたそうです。
つまりなっちゃんは歌の表現力(というか演技力?)があるということなんでしょうね。単純な歌唱力や声質とは違った、歌唱における重要な魅力の一つですね。
また、『チャイム!』の瑞季と同様に、れいなもオリジナル楽曲では初のソロパート獲得です。
しかし、ブログを見るとれいなの採用理由だけ他のメンバーと比べて異様に短い上に、具体的な理由が殆ど書かれていません。
もしかするとお情けか、あるいは消去法で採用されたのかもしれませんね…(泣)
今回の台詞枠はぁぃぁぃと裕乃。この曲の台詞パートは、一番は主人公の友達、二番は主人公自身(の If の姿)なので、一番と二番の台詞でそれぞれ歌割りの選出理由も違うようです。
一番の台詞はぁぃぁぃが担当していますが、その理由が「悪気ゼロのしたたかさを表現するにはぴったりだから」だそうです。なるほど(笑)
「ぶりっこと思われがちだが実は地声」というところにも通じる部分はありそうですね。
ぁぃぁぃの声は飛び道具としても使ってもメインウェポンとして使っても一級品なので、前山田さんからすればさぞかし使い勝手が良かったことでしょうね(笑)
しかし、ぁぃぁぃ本人はこの抜擢にショックを受けていたようです。後に台詞パートしかもらえなくて悔しかったと語っています。*9
悔しくて泣いてしまったという話も聞きますね。このどしゃぶりの一件に関しては泣いたかどうかは知りませんが、ぁぃぁぃの悔し泣きエピソードは他にも意外と沢山あるので、恐らくこの時も泣いたんだと思います。この頃は泣き虫でしたしね(笑)
ぁぃぁぃは理想が高くストイックなので、理想に届かない結果を残した時の悔しさが人一倍強いんでしょうね。これ以外にもぁぃぁぃは人知れず沢山の悔し涙を流してきたんでしょう。だからあんなに強いんだと思います。
背景にも書いたように、この曲のソロパートは『チャイム!』でソロをもらってない子を中心にパートが考えられています。
このようなパート割も、『チャイム!』ではひなた、なっちゃん、れいなにはソロがなく、ぁぃぁぃにはソロがあったことが関係しているんでしょう。
そもそも、『チャイム!』でソロがない上に、『えびぞりダイアモンド!!』でも台詞しかもらえなかった裕乃からすれば「そんなことで泣かれたらこっちが泣きたくなるわ」って話な気もしますが(笑)
まぁそれを言ったらりななんは今回のシングルには台詞を含めて一切のソロが無いわけですし、りおたん(小池)なんて今まで一回もソロをもらっていませんからね…。
ソロをもらっていない子を中心に~とは何だったのか…(笑)
まぁ人の悔しさや苦悩を他人と比べること自体がナンセンスですね。ぁぃぁぃが台詞しかもらえなくて悔し泣きしたとしても、裕乃は台詞だけでももらえて喜んでたかもしれませんし。
境遇が違えば同じことでも価値は変わりますからね。
なんだか脱線した気もしますが、そんなこんなでどしゃぶりリグレットは名曲です(笑)
【シングルの感想】
キラキラの青春応援ソングと悲しみの失恋バラードで、上手くバランスのとれている良シングルだと思います。
インディーズ時代にしてははっちゃけ度が低いですが、他が強力なのでむしろこういう曲がある方がちょうどいい塩梅になると思いますね(笑)
しかしこのシングルの異質振りが担当A&Rによるものだったとは…エビ中がエビ中らしくなってくるのは実質次のシングルからなので、もしも担当がかりそめ先生に変わらなかったらエビ中はサブドルではなく正統派アイドルとして活動していたかもしれませんね(笑)
もしその路線で進めていたら長続きはしなかったと思いますけどね。
このシングルの二曲は妃菜喜とひなたが両方在籍している唯一の音源なんですよね。
エビ中の歌ウマメンバーは声が太いタイプが多いので、妃菜喜の透き通るような歌声は重宝していたんじゃないかと思います。
…とはいえこの頃はみんな声が幼いので、太い声といってもそこまでの重厚感はないですけどね(笑)
9人時代後期頃まで妃菜喜が残っていたら強力だっただろうなぁと思います。
ぁぃぁぃ、ひなたに対して彩ちゃん、妃菜喜だと両端のバランスがちょうどいいかと(笑)
実際妃菜喜は、真山、彩ちゃんと並んでここまでのオリジナル楽曲3曲全てにおいてソロパートを貰っているメンバーなので、妃菜喜の転校は少なくとも歌唱の部分ではかなり痛かったのではないかと思います。
このシングルはインディーズの中ではサブカル感が薄くて一番浮いていますが、その分一番一般受けしそうなシングルだと思います。
なので、インディーズ時代の活動においてこのシングルの2曲の使い所は最も重要だったのではないかと思います。
多くのメンバーが転校していき、幾度となく苦境に立たされるインディーズ時代のエビ中を支柱となって支えた大事なシングルだと思います。
*1:そのアーティストに合った楽曲の発掘・契約・制作を担当する人
*2:MARQUEE Vol.94より
*3:作詞家MIZUE・作曲家すみだしんや の OFFICIAL WEB SITE!
*4:私立恵比寿中学『初めてのベスト盤とこれまでの活動の歴史を振り返る!』 | ORICON STYLEより
*5:音楽科主任教師より①|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Ameba
*6:音楽科主任教師より②|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Ameba
*7:理事長の御言葉|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Amebaより
学芸会紹介『TOKYO IDOL FESTIVAL 2010』
《タイトル》
TOKYO IDOL FESTIVAL 2010
《公演日》
2010年8月7日,8日
《開催地》
品川ステラボール(メインステージ、IDOL Club Night)、よしもとプリンスシアター(セカンドステージ、Dream Unit LIVE)、品川プリンスホテル宴会場(7日:ホールステージ、イベントステージ)、グランドプリンスホテル新高輪(8日:ホールステージ、イベントステージ)、等
《発売元》
《発売日》
2011年2月9日
《メンバー体制》
インディーズ時代
(瑞季、宇野、宮﨑、真山、杏野、安本、矢野、廣田、星名、小池、鈴木、松野)
《発売形態》
①通常版(DVD)
《収録内容》
DISC1
ーメインステージー
SUPER☆GIRLS
1. NIJIIROスター☆
2. ヒマワリと星屑
3. おんなじキモチ
4. 頑張っていつだって信じてる
5. フーフー724
6. Honey Bee
7. たたかえ!爆露マン
8. サイリウムライト
9. Let It Go!!
10. 夏空ダッシュ
11. LA LA LOVE TRAIN~恋の片道切符~
12. Go On A Highway
Tomaton’ Pine
13. キャプテンは君だ!
14. この地球(ほし)に僕達は生まれて
15. バイバイ記念日
16. ガンバレ☆HERO~景気回復!!~
17. 勇FORME
18. 電撃少女
19. FightingGirl
20. 行くぜっ!怪盗少女
21. 走れ!
22. ココ☆ナツ
23. 七常の腐器
24. 17's☆STAR
25. 勝つんだ!
26. 無敵!夏休み
DISC2
ーメインステージー
バニラビーンズ
1. ニコラ
2. 恋のセオリー
3. D&D
4. 東京は夜の七時
5. UMe
6. プールサイド大作戦
7. モテ期のうた
8. 職業:アイドル。
9. 機種変エクスタシィ
10. Don’t' be afraid
11. Iのスタンダード
ーセカンドステージー
12. NAGARA
しず風
13. ドキドキ☆パニック
14. happy graduation
pinkish
15. ゆめみるいちご
16. 劇的少女☆ビフォーアフター
17. Paradise
クリーム
18.CAPTIVE
Jewel Kiss
19. 恋するスナイパー
Circadian Rhythm
20. 夢一夜
ーホールステージー
ディアステージ・オールスターズでんぱ組.inc
21. Kiss+Kissでおわらない
22. ワタシ☆LOVEな☆オトメ!
23. 手のひらの勇気
24. みにちあ応援歌
25. えびぞりダイアモンド!!
アイドリング!!! 4th Unit
26. ガンバレ乙女(笑)
わた?チュー
27. 恋のビシ☆バシ
28. ラブマジックフィーバー
29. リボン
まい×なお
30. 星のピアス
ぱんだねこ~ず(仮)
31. ぱんだねこ体操
32. いちごパフェ
あいるwithあいどるすくーる
33. 秒速 MISS YOU
34. ムーンライト・フラッシュ
ーIDOL Club Nightー
35. ガンバレ乙女(笑)
36. 夜露死苦おっぱい!
37. 美脚戦隊スレンダー
38. 爆乳音頭
胸の谷間に埋もれ隊
39. スケベ!
D-Rive
40. スピードクイーン
41. 爆乳甲子園
42. 爆乳応援歌
掟ポルシェ&バニラビーンズ
43. ハイスクールララバイ
ーDream Unit LIVEー
44. D&D
45. 勝つんだ!
‐アイドルに聞いちゃいました!-
47. FightingGirl
48. 職業:アイドル。
【背景】
2010年8月7日、8日の2日間にわたって品川ステラボールをメインに合計8会場にて開催された「TOKYO IDOL FESTIVAL 2010」の模様を収録した映像作品。
本イベントには総勢45組のグループが参加した。
TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)とは、日本最大規模のアイドルイベント(フェス)である。毎年規模を拡大しながら開催されており、2016年には3日間で総勢301組ものアイドルグループが参加している。
2010年に行われた本作のイベントがTIFの初公演である。
このイベントの発案者は当時のアイドリング!!!のプロデューサーの門澤氏であり、門澤氏の声掛けによってこのイベントが実現した。
そのため、本イベントはアイドリング!!!がヘッドライナーを務めており、イベントMC等もアイドリング!!!のメンバーが主となって行っていた。
TIFは2010以降もDVD化されているが、本作以外は全てタイトルに「feat.アイドリング!!!」が付き、アイドリング!!!の出演部分のみの収録となっている。(販売元も、よしもとアール・アンド・シーからポニーキャニオンに変わっている)。
そのため、エビ中は2011年、2012年もTIFに参加しているが、DVD化されている公演は2010年のみである。(ただし、テレビ放送では2010年以外の出演シーンも収録された)。
エビ中としては、『えびぞりダイアモンド!!』をライブで初披露した公演であり、本イベントの1日目は同曲の発売日でもある。
その他様々なカバー曲も披露したが、本DVDには未収録となっている。
25. えびぞりダイアモンド!!
【感想】
僕は本作DVDを持っていません
なので、感想はいつかDVDを手に入れたら書きます。
…ということにしようかと思ったんですが(またかよ(笑))、この作品にはエビ中の曲はえびぞりダイアモンド!!しか入っておらず、そのえびぞりはテレビ放送されているので、今回はその映像の感想を書かせて頂こうと思います。(ちなみに某Tubeにも動画があがってます(笑) 私立恵比寿中学『えびぞりダイアモンド』(TIF)ライブ - YouTube)
ただし、この映像は二番が丸々カットされてるショートバージョンなので、フルでは見れません。
(…しかし、この繋ぎかなり自然じゃないですか?正直、初聴ではカットされてることに気がつきませんでした(笑))
初のオリジナルソングの初披露ということで皆気合が入ってますね。新しい制服衣装もここが初披露です。
初披露なので当然お決まりのコール等はまだありませんが、それでもこの時点でかなりの盛り上がりを見せています。流石は前山田さんですね(笑)
若いなぁとか、人数多いなぁとか、真山のショートヘア新鮮だなぁとか色々ありますが、僕が一番注目したのはマイクです。
そう、なんと全員がマイクをもっているのです!
公演前日の公式ブログで、マイクを持てるのは6人なのでソロパートがもらえる子も6人選抜しましたとアナウンスしていたにも関わらず!(笑)*1
もちろんこれはTIF側の設備が良いからマイクが12本使えているだけであって、以降の単独イベント等ではソロパートの無い子は容赦なくハート型ペンライトに向かって歌わせられるわけですが。
なので全員がマイクをもって歌っているのは中々感慨深いものがあります。
でもサビの声の聞こえ方が場面によって結構違うんですよね。ひょっとするとマイクは持っているけど、マイクが入っているのは6人なのかもしれませんね。場面ごとにスイッチャ―が切り替えているのかもしれません。
瑞季は後のインタビューで、この曲はダンスが今までにないカッコよさだったのでびっくりしましたと語っています*2が、確かによく動く曲ですね。間奏部分のダンスは中々カッコいいです。瑞季のキレも冴えてます。
動くと言えば美怜ちゃんも印象的ですね。
そもそもこの時点で美怜、梨緒、裕乃、莉奈の四人はまだエビ中に入って2か月半くらいしか経っていません。しかも、美怜ちゃん以外の3人はみにちあ☆ベアーズでの経験がありますが、美怜ちゃんは(レッスンはしていたでしょうが)エビ中以前にグループとして人前でパフォーマンスを披露した経験はないはずです。
それにもかかわらずあの堂々としたパフォーマンス。確かに、歌もダンスも抜群というわけではありませんが、声は良く通るしダンスは躍動感に溢れていてとても印象的です。
これは理事長が唸るのもよく分かりますね(笑)
あと台詞パートの裕乃も良いですね。あの余裕綽綽*3のお嬢様スマイル(笑)
実際はそんなことないんでしょうが、余裕があるように見えるのが彼女の凄いところです(笑)
裕乃とは対照的にりななんは大分緊張しているようでしたね。「戦争だってなくなると思うんだ」と言い終えた直後に、安心したように小さく頷いているのがなんとも可愛らしいです(笑)
その直後のソロからも分かるように妃菜喜は大分声が震えてますね(笑)
妃菜喜は優しい歌い方が特徴的ではありますが、その分声が細めなので緊張したりダンスで息が乱れたりするとすぐに声がふにゃふにゃになってしまうのかもしれませんね。
【全体の感想】
この作品は絶版ではないので、『3B junior たまらないビデオ キラキラ編』程入手は難しくないと思います。とは言ってもお店ではあまり見かけませんけどね。
よくDVD発売したなぁと思います。
フェスの映像作品を見るといつもそう思ってるんですが、それにしてもこれは凄いです。
出演アーティストが45組もいて、曲数も69曲もあります。2枚組とはいえ良くディスクに収まりましたね(笑)
フェスは出演アーティストの事務所やレコード会社がそれぞれ異なる場合、著作権やら肖像権やらの問題で映像作品として販売するのが非常に難しいんですよね。実際TIFもこれ以降はアイドリング!!!出演部分のみの販売に切り替わりますし。
なのでフェスの映像作品は販売してくれるだけでもとてもありがたいなと思います。見る方としては色んなアーティストが自宅で見れて楽しいですしね。
じゃあ買えよって話ですが(笑)
ちなみに、学校設定など何かと共通点が多く、当時はエビ中のライバルと言われることの多かった『さくら学院』*4はこのTIF2010が初公演だったようです。
残念ながら本DVDには収録されていませんが。
イベント開催の記者発表会にも参加*5し、本番ではカバーではなく自分たちの持ち歌を披露していたのになんで未収録なんでしょうね。
大人の事情ってやつですかね。
さくら学院は学校設定のみならず、グループ名の由来が事務所本社の所在地から来ているという点まで同じだそうです。(スターダストの本社は東京都渋谷区恵比寿、アミューズの本社は東京都渋谷区桜丘にあります)
しかし、意外にも結成はエビ中の方が先なんですよね。(エビ中は2009年8月、さ学は2010年4月に結成)
アミューズ側がエビ中(というかスターダスト)を意識して作った可能性も大いに考えられますが、さくら学院が結成された頃のエビ中なんてミジンコ程も知名度が無い存在(笑)なので、偶然被っただけの可能性もある気がします。
これが逆だったら間違いなくパクったなって思うんですけどね(笑)
それにしても、それらに加えて自身の持ち歌初披露の場まで同じとは…確かにライバル的宿命を感じますね(笑)
それとこちらも本DVDには未収録ですが、実は今回のライブではエビ中がユニットで行った曲があります。
恐らくこのユニットがエビ中最古のユニットだと思います。
ユニット名は、「保健係」と「黒板係」。
保健係は、杏野、安本、矢野、廣田、小池、鈴木の6人。
黒板係は、瑞季、宇野、宮﨑、真山、星名、松野の6人です。
このユニットはTIFが初披露ではなく、2010年7月19日の『スタ☆フェスvol.13 海の日Live』にて初披露されたものです。*6
それぞれの持ち歌は、保健係が「真っ赤な自転車(おニャン子クラブのカバー)」で、黒板係が「うしろゆびさされ組(うしろゆびさされ組のカバー)」となっています。
理事長曰く思いつきで作ったとのこと*7ですが、このタイミングで6人ずつに分けたのはマイク問題に関係があるのではないかと思います。
6人ずつなら単独ライブでも全員マイクを持てますからね。なんとか皆にソロを歌う機会を与えようとしてたんじゃないかと思います。
…でもユニットの曲は作られませんでしたけどね。それどころか各一曲だけ練習して、それ以降持ち歌増えませんでしたけどね…(笑)
ひなた加入までは思い出したかのようにこのユニットをやることもあったようですが、2010年12月12日の『今年のラストは全員集合!~DD大歓迎 でた、三大分身の術の巻~』で久々に披露されたのを最後に、このユニットは息を引き取ったようです(笑)
TIF2010といえばももクロの「走れ!」が有名になったライブでもありますね。
YouTubeではこの時の「走れ!」の動画が、既に500万回以上再生されています。
大根さんという映画監督がこの動画を大層気に入り、彼の監督作品の『モテキ!』という映画で挿入歌として採用されたばかりか、その動画まで使用された(主人公がYouTubeでその動画を見るシーンがある)という逸話もあります。
そんな、ファンの間では伝説と囁かれているももクロのライブパフォーマンスも本作には収録されています。
以上、余談でした(笑)
感想というか、ただ豆知識ひけらかしてるだけのコーナーになってしまいましたね…(笑)
でもエビ中は一曲しかやってないのでこっちに書くこと特にないんですよね。
「全体の感想」と銘打ってはいますが、基本的に「エビ中出演部分全体の感想」という意味なので。
まぁ今回の場合はそもそもそこしか書けないんですが…(笑)
いずれDVDを手に入れたらこの記事も多少書き直すと思います。多分(笑)
最後に、DVD版のえびぞりダイアモンド!!は当然フルバージョン(のはず)なので、気になる方はぜひDVD版をご覧下さい!(←説得力皆無)
TOKYO IDOL FESTIVAL 2010 [DVD]
- ディスク枚数: 2
- 販売元: よしもとアール・アンド・シー
- 発売日 2011/02/09
- おすすめ度: 9件のカスタマーレビュー
※絶版作品ではないので商品リンクを貼っておきます。販売促進のために(笑)
*1:えびぞりダイアモンド!! 発売によせて~その1~|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Ameba
*3:よゆうしゃくしゃく
*4:芸能事務所アミューズ所属のアイドルグループ。エビ中と同じく学校設定があり、メンバーを生徒、追加メンバーを転入生、マネージャーを先生と呼ぶ等類似点が多い。(但しエビ中と違って学校設定は遵守されている模様)
*5:アイドルの祭典『TOKYO IDOL FESTIVAL 2010』が8月に開催、品川が熱く燃える! - 週刊アスキー
楽曲紹介『えびぞりダイアモンド!!』
《タイトル》
えびぞりダイアモンド!!
《発売元》
STARDUST DIGITAL
《発売日》
2010年8月7日
《メンバー体制》
インディーズ時代
(瑞季、宇野、宮﨑、真山、杏野、安本、矢野、廣田、星名、小池、鈴木、松野)
《発売形態》
①通常盤
《収録曲》
1. えびぞりダイアモンド!!
2. えびぞりダイアモンド!!(okadada remix)
《オリコンチャート》
デイリー最高位:――
ウィークリー最高位:――
【シングルの背景】
エビ中初のオリジナル楽曲にして通算2枚目のシングル。
このシングルから矢野、廣田、星名、小池、鈴木、松野の6名が加わり、メンバー数が前回のシングル(『朝のチャイムがなりました!』)の2倍になっている。
元々はライブイベント等での手売り販売のみだったが、2010年11月9日より全国のHMVで販売が開始された(現在は絶版)。
公式ホームページには2nd Singleと表記されているが、『エビ中の絶盤ベスト~おわらない青春~』の付属小冊子(歌詞カード)や各種インタビュー記事等、所々『えびぞりダイアモンド!!』が1st Singleとして表記されていることがある。
そのためか、『えびぞりダイアモンド!!』がインディーズデビューシングルとされることが多い。(※)
ヒャダインこと前山田健一氏がエビ中の音楽科主任となって初のシングルでもある。
ちなみに音楽主任とは、本人曰く「エビ中のことをよく知っていて、一番多くの曲を書いている」ということらしい。自身の手がけた楽曲のレコーディングの際は、メンバーへの歌唱指導も行っている。自身の関わっていない曲に関しては基本的にはノータッチだったようだ。*1
1. えびぞりダイアモンド!!
作詞:前山田健一
作曲:前山田健一
編曲:前山田健一
タイアップ: バラエティ番組『小中高一貫 ももえび学園』のオープニングテーマ曲。
【背景】
当時ももいろクローバーのメジャーデビューシングル、『行くぜっ!怪盗少女』を手掛けた前山田氏が、理事長にエビ中にも曲を作ってほしいと依頼されて制作した楽曲。
2010年8月7日、8日に行われた「TOKYO IDOL FESTIVAL 2010」にて初披露された。
前山田氏は自身の冠番組で、AKB48の『大声ダイアモンド』を意識して作ったと語っている。
ちなみに、「えびぞりダイアモンド」というタイトルや「あいむそーりーえびぞーりー」という歌詞は理事長からのリクエストによるものである。*2
当時のメンバーは12人いたが、ライブで使用できるマイクの上限が6本だったため、ソロパートが与えられるメンバーも6人までというルールが敷かれた(台詞パートは除く)。
そのため、全員が全パートを通しでレコーディングし、その中から前山田氏が歌割りを選別するという形式で制作された。
当時のエビ中公式ブログには、各メンバーのソロパート採用理由が掲載されている。*3
スカパー!(スカパー!HD) PigooHD 及び、スカパー! エンタ!371にて放送されていたバラエティ番組『小中高一貫 ももえび学園』のオープニングテーマ曲であり、同番組のDVD作品『小中高一貫 ももえび学園 私立恵比寿中学の部 其の壱』には、『えびぞりダイアモンド!!』をミュージックビデオ風に撮り下ろした特典映像(ミュージックビデオ(仮))が収録されている。*4
また、ニコニコ動画のPigooHD公式チャンネルにて、『「えびぞりダイアモンド」を「私立恵比寿中学」本人が踊ってみた』という動画が配信されている。
【感想】
はい、僕の大好きな曲です(←恐らくこれ以降何度も言う台詞です(笑))
この曲のメッセージ性はとてもシンプルで、「悪いことをしたらちゃんと謝ろう」ということと、「笑顔でいれば毎日が楽しくなるし、嫌なことがあっても大丈夫だからいつも笑っていよう」ということだけです。
まるでアンパンマンの世界ですね(笑)
しかし、幼い子供にも当てはまることだからこそ誰にでもあてはまるテーマでもあると思います。
曲の途中で裕乃(鈴木)とりななん(松野)による台詞が入るんですが
裕乃「悪いことしたときはね、ゴメンって謝ろ?」
りななん「そうすれば ケンカも 争いも 戦争だってなくなると思うんだぁ」
という台詞があり、妃菜喜(矢野)の美しい歌声による「ずっとずっと笑っていたいから」の後に「ゴメンと謝れるその勇気は ダイアモンド」と歌詞が続きます。
僕はこの歌詞がとても好きなんです。
大人でも子供でも、謝ることが出来ない人っていますよね。
子供だろうが大人だろうが、日本人だろうが外国人だろうが、悪いことしたら謝るのは常識です。
常識ですが、それって実は凄く勇気がいることだと思うんです。なにせ許してもらえるか分からないんですから。
自分が悪だと認めた上でその審判を相手に委ねるのは恐怖以外の何物でもありません。
そんな恐怖を感じるくらいなら、そもそも自分は悪くないんだという方向に持っていきたくなるものです。これはある種本能的なものでもあると思います。
だから子供は、誰に教わるでもなく言い訳をするんでしょう。
しかし、その恐怖に負けて言い訳をしだすと、ケンカが起き、争いが起き、戦争が起きてしまう。
だからそうならないように悪いことをしたら謝ろう。
ずっと笑っているために謝ろう。恐怖を乗り越えてゴメンと謝れるその勇気はダイアモンドなんだ!…と歌うこの曲には胸を打たれます。
この曲には世界平和という壮大なテーマすら含まれていると思います。
しかし、この曲はそういった重苦しい部分をメインに据えず、あくまでも楽しく、そして馬鹿馬鹿しくが中心の作りになっています。
当時は、それまでエビ中がカバーしていた楽曲と比べても、「あいむそーりーえびぞーりー」や「ひげそーりー」等、かなり馬鹿馬鹿しい歌詞なので、初めて曲を聴いたときは内心がっかりしたメンバーも少なくなかったとか(笑)
最年長の真山りかもその一人で、武道館ライブ*5の特典映像で真山は、「最初は何だこの歌詞と思って本当に嫌だったけど、(メンバー脱退を控えた)レッスンで泣きそうになっていた時にこの曲を聞いたらあまりの馬鹿さ加減に笑ってしまった。その時にこの歌詞で良かったなと思った」と語っています。
結局そういうことなんですよね。
笑うことが大切だと言っているんですから、人を笑顔にできる曲でなければなりません。
これ以降もエビ中には馬鹿馬鹿しい曲がたくさん作られますが、その根本はここだと思っています。
そして、以降の楽曲、ひいてはこれからエビ中自身が生み出していく笑顔の大切さを歌った曲であるこの『えびぞりダイアモンド!!』はまさしくエビ中の原点であり、原点にふさわしい曲であると僕は思います。
前回のシングルと今回のシングルの両方にソロがあるメンバーは真山、なっちゃん(杏野)、彩ちゃん(安本)の3人ですが、聞き比べると3人ともかなり歌が上手くなっていることが分かります。特に真山は凄いですね。
ブログによると、レコーディングの際に前山田さんに「アニメ声が出来ます!」と言って収録したそうです。後に真山は、これがなければ今の自分は無かったと語っています。*6
ただ、今回から参入してきたメンバー達が強力すぎて彼女たちの上達っぷりが霞んでしまっている感は否めませんね(笑)
ぁぃぁぃ(廣田)と妃菜喜は歌唱力の高いメンバーなのでソロパート獲得は当然と言ったところかと思いますが、個人的に凄いと思ったのは美怜ちゃん(星名)です。
最後の「ダイアモンド!」は、前山田さんが全員に自分らしさを出して歌うように指示したそうなんですが、美怜ちゃんはメロディーを無視して元気いっぱいに歌っています。
これは凄いことだと思います。なにせ美怜ちゃんはまだエビ中に入ったばかりなんですから。
それどころか芸能界自体が入ったばかり。歌の経験なんかないし、勿論レコーディングも初体験。
そんな右も左も分からない状態では、いくら自分らしさを出してと言われたからって、設定されてるメロディーをぶち壊して歌うなんて普通は怖くて出来ないと思います。
ヘアゴムの件*7もそうですが、本当に美怜ちゃんは破天荒ガールだなと思います(笑)実際、これ以降も彼女の破天荒エピソードは沢山生まれますし(笑)
そういったテクニック(?)で言えばなっちゃんもそこを評価されて選ばれたようです。確かに、「ひーげそーりー」の馬鹿にした感じや、「英語テスト30点」の落ち込みっぷりはハッキリと表現出来ていますね。
逆に彩ちゃんは、癖もテクニックも一切ない余りにもまっすぐな歌い方が前山田さんのハートをキャッチしたようです。彩ちゃんの「ダイアモンド!」は声が裏返っちゃってるんですが、前山田さんの意地悪でそのまま採用されてます(笑)*8
ちなみに、この曲は9人から8人になる際に歌割りが「なっちゃん⇒りったん(中山)」「裕乃⇒ぽーちゃん(小林)」に引き継がれています。
大半の曲は「なっちゃん⇒ぽーちゃん」「裕乃⇒りったん」の引き継ぎ(個人カラーもこの引き継ぎ)なんですが、何故かこの曲はこうなんですよね。
どうして大半の曲と逆の引き継ぎになっているんでしょうか…。
だれかご存知の方いらっしゃったら教えてください(笑)
2. えびぞりダイアモンド!!(okadada remix)
作詞:前山田健一
作曲:前山田健一
編曲:okadada
【背景】
関西を主な拠点として活躍するDJ兼トラックメーカーのokadada氏によってremixされた『えびぞりダイアモンド!!』。
インディーズ時代に発売された楽曲はほぼ全て『エビ中の絶盤ベスト~おわらない青春~』に収録されているが、Off Vocalバージョン等を除くと、唯一この曲だけがアルバムに収録されていない。
【感想】
もう絶版になってしまったこのシングルを手に入れないと音源が入手できない、いわゆるレア曲ですね。
なんていうんですかね…ラップ調?というとなんか違うような気もしますが、まぁそんな感じになっています(笑)
メンバーの声は特に弄られておらず、全体的にゆったりとした曲調になっています。テンポが遅くなっているのかと思って聞き比べてみたんですが、以外と曲のテンポは同じくらいでした。バックミュージックだけでこうも印象が変わるんだなぁと感心しました(笑)
音が少なくなったためか、かなりシンプルになっています。
この曲に関しては賑やかで楽しい雰囲気の方が良いと思うので、前山田さん特有のやたらと音を重ねてガチャガチャさせる技巧が施された原曲の方が僕は好きです。
ただ、曲の途中でちょくちょく入る「ヘェーイ!」という声は面白いと思います(笑)
ちなみに一応ここで聞けます。非公式ですが…。
私立恵比寿中学 - えびぞりダイアモンド(okadada Remix) - YouTube
【シングルの感想】
シングルの感想といっても、このシングルは基本的にえびぞりダイアモンドしか入っていないので特に語ることも無いですね。
曲についてはもう語ったので、パッケージの話でもします(笑)
このパッケージは全員の顔と鎖骨辺りの部分が一切の衣服を伴わず写し出されています。と書くとなんだか性的な印象を受けますが、あまりにも子供過ぎるので特に色気は無いです。
というかむしろ、ガリガリだし、顔もなんだかコラっぽくて少し気味悪く感じます(←失礼)
どういう意図でこのパッケージにしたのか気になりますね。
ちなみにこの次のシングルである『チャイム/どしゃぶりリグレット』以降、パッケージにエビ中メンバーの顔がまともに写るシングルは当分発売されなくなります(笑)
それと、CDジャケットの内側に映っている後姿は美怜ちゃんだそうです。*9
あの写真、後姿かつ後頭部が映っていないのであれだけで誰だか分かる人はかなり凄いですね(笑)
しかし誰だか分からないとはいえ、記念すべき初オリジナルソングのCDジャケットにおいて、新入りであるにも関わらずソロカットに選ばれる美怜ちゃん…これは何か意味が有る…かもしれないし特に無いかもしれませんね(笑)
それと、えびぞりの背景で、全員で全パートをレコーディングしてその中から歌割りを選別すると書きましたが、この手法は現在も使われているような気がします。
というのも、エビ中の番組等でたまに新曲のレコーディング風景が放送されることがあるんですが、CDに入っているパートと違う部分を歌っている子がいたりするんです。
先輩グループのももクロや、妹分のしゃちほこのレコーディング風景の映像もちらっと見たことありますが、どちらもレコーディング順に音源が足されていた(一人めは空でレコーディングするが、二人目は一人目の声が入った状態の音源を聞きながらレコーディングを行い、以降それを最後の一人まで続ける)ので、歌う前からすでにパートは決まっているようでした。(たまたま僕の見た映像がその録り方だっただけかもしれませんが)。
しかし、エビ中のレコーディング映像で既に前の人の声が入った状態でレコーディングしているところは見たことがないので、エビ中は今でも、基本的には全員分収録してからパート割を決めるやり方を取っているのではないかと思います。
とは言っても、流石に出席番号の歌とかは全員で全パート録ったりはしていないと思いますが(笑)
※追記:Top Yell (2017 JUL 7)のインタビューにて、ぁぃぁぃがこのことについて少し語っていました。
やはり基本的にエビ中は全員が全パートを録るスタイルだそうです。
さらに、雰囲気が掴めないときは前にレコーディングした子の声を聞きながらレコーディングしたりすることもあるそうです。
しかし、仕方がないとはいえ平和主義のエビ中がソロパート争奪戦という競争社会の下で生きていたのは少し驚きです。(アイドル自体が厳しい競争社会ではありますが)。
前山田さんが言うには当時は人気の差や事務所の推しメンがいないため、純粋に歌の出来の良さでパートがもらえるかどうかが決まっていたそうです。
しかしこの時点で既にメンバー毎の歌唱レベルには歴然とした差があるため、歌割りが発表される毎に少なからず軋轢や確執が生まれるのは必然です。(前山田さんは歌の上手さだけではなく歌の表現に光る個性があるかどうかも重視していたようですが、インディーズ時代の曲は殆ど前山田さんが手掛けているため、それを考慮した所で全体的に前山田さんのお気に入りメンバーの選出頻度が高くなってしまうことには変わりありません)
美怜ちゃんは後のインタビューで、「当時『なんで最近入った人がパートもらって私はないの?』という空気感はひしひしと感じていて、今では『あの時は暗黒時代だったね』と皆で言っている」と語っています。*10
口に出したりするほどドロドロしていたわけではないようですが、ピリついた空気は少なからずあったようです。
これ以降、曲中にメンバー間でマイクを手渡すスキルが段々と上達し、マイクが6本でもソロパートが6人とは限らなくなってきます。
しかし、それ以上に段々と人気の差が明確になってくるため、彼女たちは益々厳しい現実を目の当たりにしなければならなかったことでしょう。
エビ中メンバーが全体的に争いを避ける傾向にあるのは、この暗黒時代の反動なのかもしれませんね。
(最近はそんな逃げ腰ではダメだという風潮がエビ中内に漂っている気がしますが、個人的にはそういう非好戦的なところに魅力を感じています…(笑))
ちなみにマイクの本数制限はメジャーデビューと共になくなったため、今は1曲の中でソロパートが全くもらえないメンバーがいるということは基本的にはありません。
かほりこは良い時代に入ってきましたね(笑)
※…このブログでも当初は『えびぞりダイアモンド!!』をインディーズデビューシングルとしていましたが、前作のカバーシングル(『朝のチャイムがなりました!』)もインディーズレーベルであるSTARDUST DIGITALが発売元です。
『朝のチャイムがなりました!』はカバーシングルですが、カバー曲でデビューしている方もいらっしゃるので、基本的にはカバーだろうがオリジナルだろうがインディーズレーベルから作品を発売した時点でインディーズデビューだと思います。
なので『朝のチャイムがなりました!』がインディーズデビューシングルだと思うのですが、調べてみると大半の記事が『えびぞりダイアモンド!!』でインデーズデビューと書いていました。
どちらが正しいのか確証が持てなかったため、その辺りは曖昧にしています。
もし詳しい事情をご存知の方がいらっしゃいましたら教えて頂けると大変ありがたいです。
今後の調べていく内に真相が分かれば書き直します。
こっそりと…(笑)
*1:私立恵比寿中学 - 楽曲&PV制作陣が語るエビ中 (1/5) - 音楽ナタリー Power Pushより
*2:えびぞりダイアモンド!! 発売によせて~その1~|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Amebaより
*3:えびぞりダイアモンド!! 発売によせて~その2~|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Amebaより
*4:私立恵比寿中学 DVD「小中高一貫 ももえび学園」の魅力を語る座談会 - Ameba News [アメーバニュース]より
*7:当時のエビ中は髪を結ぶ時は全員黒ゴムで統一するという校則があったが、星名美怜はそれを知らずにカラーゴムを着用してきた。これがきっかけでこの校則はなし崩し的に消滅したという(エビ中の絶盤ベスト~おわらない青春~付属小冊子より)
*8:えびぞりダイアモンド!! 発売によせて~その2~|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Amebaより
映像作品紹介『小中高一貫 ももえび学園 私立恵比寿中学の部』
《タイトル》
小中高一貫 ももえび学園 私立恵比寿中学の部(其の壱、其の弐、其の参)
《放送局》
スカパー!HD PigooHD / スカパー! エンタ!371
《放送日》
2010年7月18日~2011年9月17日
《発売元》
《発売日》
其の壱:2011年1月
其の弐:2011年9月18日
其の参:2011年10月30日(?)
《メンバー体制》
インディーズ時代(途中メンバー変遷あり)
(瑞季、宇野、宮﨑、真山、杏野、安本、矢野、廣田、星名、小池、鈴木、松野、柏木)
《発売形態》
①各巻通常版(DVD)
《収録内容》
不明
【背景】
スカパー!(スカパー!HD )PigooHD / スカパー! エンタ!371にて放送されていたバラエティ番組。
この番組は先輩グル―プのももいろクローバー(ももクロ)との合同番組であり、タイトルの「ももえび」とは、ももクロとエビ中のことを指している。
ちなみにこの番組タイトルの命名者は宇野。*1
しかし、合同番組とは言うもののももクロとエビ中のコーナーは完全に分かれているため、基本的に両グループの絡み等は無い。
基本的には1話60分あり、前半30分がももいろクローバーの部、後半30分が私立恵比寿中学の部という番組構成となっている。
本DVDは、その内の私立恵比寿中学の部のみを収録した作品となっている。
番組の内容としては、メンバー達がスタッフの考案した様々な企画に挑戦するバラエティコーナーと、当時行われていたライブの一部始終やその裏側、新曲のレコーディング風景などを紹介するドキュメントコーナーの二つを織り交ぜた構成だったようだ。
毎月1話ずつ放送され、(恐らく)全15話で番組は終了した。
本DVDは当時のイベント会場で販売されていた。
現在は絶版となっている。
ただし、アイドル専門チャンネルPigooHDにて一部の話は「ももえび学園~私立恵比寿中学の部」というタイトルで有料配信されている。(配信されている動画には#1~#6と話数が振られているが、実際に放送されていた話数とはナンバリングが異なっている模様。また、配信されている動画は10人体制*2以降の撮影分が主となっている模様)↓
ももえび学園〜私立恵比寿中学の部 #1 | 私立恵比寿中学 | Pigooオンデマンド | アイドル番組・グラビア動画・配信サイト
尚、宣伝動画の一部はYou Tubeでも公式配信されている。
また、ニコニコ動画のPigooHDチャンネルでは本編の一部をそのまま抜粋した宣伝動画が配信されている。
(2017年5月12日追記:動画を貼りすぎると記事が重くなるため、下記動画は埋め込みではなくリンク貼りに変更しました)
私立恵比寿中学 AKBで大激論!? エンターテイメント/動画 - ニコニコ動画
私立恵比寿中学 ぶっこわせ!必殺技対決 エンターテイメント/動画 - ニコニコ動画
ももクロ妹分「えび中」が好き放題やります エンターテイメント/動画 - ニコニコ動画
【感想】
僕は本作DVDを持っていません
なので、感想はいつかDVDを手に入れたら書きます。
…今度は本当です(笑)
ただ、これも絶版であるばかりか、Amazon等で検索すると異常なまでに高額な値段がついています。
全巻集めようとすると10万円くらいかかります…流石に手が出ません(笑)
(2017年5月12日追記:久々にAmazonを覗いたら1巻と3巻は中古も在庫切れになっていました(笑))
…とは言っても、もの凄く見たいのも事実です。
やはりライブを見るよりもバラエティ作品を見る方がメンバーのことがよく分かりますからね。
なので、これはどうにかして手に入れたいところです。
再販とか…ないか(笑)
ちなみにニコニコ動画の宣伝動画(ぶっこわせ!必殺技対決)でぁぃぁぃが使った必殺技の「つけめんトリプルちゃっちゃっちゃっ」ですが、2015年12月12日にさいたまスーパーアリーナで行われた『私立恵比寿中学年忘れ大学芸会「エビ中のオールアトラクスター」』の初日の自己紹介で、ぁぃぁぃが久しぶりに披露(?)してくれました。
ただ、発売されてるBlu-ray作品は2日目の模様を収録したものなので、見返すことはできません。残念。
楽曲紹介『朝のチャイムがなりました!』
《タイトル》
朝のチャイムがなりました!
《発売元》
STARDUST DIGITAL
《発売日》
2010年2月14日
《メンバー体制》
インディーズ時代
(瑞季、宇野、宮﨑、真山、杏野、安本)
《発売形態》
①6人ジャケットver.
②12人ジャケットver.(2010年6月27日以降発売分)
《収録曲》
1. なにがなんでも(エビ中ver.)
2. 大爆発No.1
《オリコンチャート》
デイリー最高位:――
ウィークリー最高位:――
【シングルの背景】
エビ中初のCD作品。オリジナル楽曲ではなくカバーシングルとなっている。
元々はライブイベント等での手売り販売のみだったが、2010年11月9日より全国のHMVで販売が開始された(現在は絶版)。
このシングルの発売日のに行われたイベントで奏音の転校と矢野の転入が発表されたためか、音源には奏音と矢野の声が収録されておらず、当時のジャケットにも2人は写っていない。しかし、ジャケットに関しては2010年6月27日発売分から12人版に変更となった。このシングルに収録されている2曲は、2012年11月21日発売の『エビ中の絶盤ベスト~おわらない青春~』に収録されている。
1. なにがなんでも(エビ中ver.)
作詞:川島だりあ
作曲:織田哲郎
編曲:Marvin
【背景】
アイドルグループ『桜っこクラブさくら組』が1992年11月25日にリリースした曲のカバー。
「エビ中ver.」と表記されているのは、一部原曲から歌詞が変更されているためである。(以下の赤文字部分が変更箇所)。
【感想】
原曲の少しアダルトな部分や性根の腐った小悪魔的な部分の歌詞が変更されて一途で可愛らしい印象の曲になっていますね。
原曲はつまるところ、今の彼氏を留守電で振ってイケメンに鞍替えしようと思ったけど、イケメンには他にも女がいたので慌てて留守電を消して、とりあえず今の彼氏をキープとして残しつつイケメンを手に入れるために頑張るぞ!という歌だと思います(解釈が間違ってたらすみません)が、中々酷いですね(笑)
当時のエビ中は清純派を目指していたそうなので、このままではちょっと使えなそうです。
じゃあこの曲じゃなくていいじゃんって気もしますが。
原曲だとめちゃめちゃスリムになってクッキリ鎖骨になるのも、今度の週末のデートの時に部屋でメイキンラブするためなので、当時小学生の子もいたエビ中が歌うにはませ過ぎてますね(笑)
そのあたりの歌詞をガラッと変えたことで、一気に一途な女の子の恋物語へと印象が変わってると思います。
「5冊目のファッション雑誌でやっとみつけた☆3つ」とか、純粋さが強調されて凄く可愛らしくなってますね。これなら応援できます(笑)
携帯を握って歌うのはちょっと変な気もしますが、前後の説明があるのでそこまで違和感もないですね。
この『なにがなんでも』のカバーはアダルトな歌詞が改変されていますが、2015年にカバーした『脳漿炸裂ガール』はこの曲より遥かに直接的な性表現が含まれた歌詞であるにも関わらず改変せずにそのままカバーしています。
これも成長ということですかね。
まあ、アダルトな歌詞を含むパートは全て真山が担当していますが(笑)
脱線しましたが、そんなこんなで可愛らしい曲だと思います。メンバーの歌唱力も可愛らしいもんです(笑)
2. 大爆発No.1
作詞:和田勝彦
作曲:和田克比古
編曲:イワツボコーダイ
【背景】
2001年5月23日にガールズバンド『ZONE』がリリースした同名曲のカバー。
【感想】
『なにがなんでも』に比べると、こっちの歌詞は「びゅんびゅんびゅん」や「ズバババーン」、「大爆発だー!」等々結構子供っぽい感じがしますね。でもその方がエビ中に合っている気がします。当時のエビ中なら尚更です。
歌詞がやたら前向きなところも好きですね。根拠もなく自信満々な子供を見ているようで可愛らしいです(笑)
ただ、僕にとってはそのイメージが強いせいかあまり恋の歌というイメージがありません。あれだけ「恋が大爆発なのだ!」と連呼しているんですけどね(笑)
この曲の前向きさとの子供っぽさが少年時代の無邪気な煌めきを思い出させてくれるような…そんな一曲です。
凄く大げさに言うと(笑)
あと、瑞季のめちゃくちゃ棒読みな「涙をふいて」が好きです(笑)
【シングルの感想】
エビ中最古の販売CDということで、当然ですがみんな声が若いです。若いと言うか幼い。みんなボーカロイドみたいですね。音程とれてないけど(笑)
正直初めて聞いたときは真山以外誰が誰だかさっぱり分かりませんでした(初めて聞いたときは、れいな(宮﨑)となるちゃん(宇野)は存在もよく知りませんでしたが)。真山は割と分かりやすいですね。
ある程度聞きなれても彩ちゃん(安本)となっちゃん(杏野)は中々分からないです。なっちゃんに関しては一番耳につく声なんですが、成長してからの声とかなり違うのでパッと聞いても誰だかわかりません(笑)そこら辺の感じ方は個人差があると思いますが。
当時はこれら以外にも様々な曲のカバーをライブで披露していたわけですが、インディーズ以前でシングルカットされたカバー曲はこの2曲のみです。
何故この2曲をシングルカットしたんでしょうね。
悪いとは全く思いませんが、他の選択肢も充分にあった中で何故あえてこの2曲を選んだのかは少し気になります。
しかし、当時は藤井校長もかりそめ先生もエビ中を担当していなかったようなので、今となっては知る術がなさそうです。
学芸会紹介『3B junior たまらないビデオ キラキラ編』
《タイトル》
3B junior たまらないビデオ キラキラ編
《公演日》
2009年12月27日
《開催地》
ベルエポック美容専門学校 第2校舎 イベントホール
《発売元》
STARDUST DIGITAL
《発売日》
2010年3月22日
《メンバー体制》
デビュー前
(奏音、瑞季、宇野、宮﨑、真山、杏野、安本)
《発売形態》
①通常版(DVD)
《収録内容》
1. kiss of beach / 3B junior
3. Fallin'Snow / momonaki
4. 恋するオトメゴコロ / クリィミーパフェ
ーアンコールー
5. One LOVE / 3B junior
6. あの空へ向かって / 3B junior
特典映像(?)
・BLT写真集メイキング&3B junior、49名自己紹介ムービー
・振り付け講座
「kiss of beach」「One LOVE」「なにがなんでも」
・ムーンウォークにチャレンジ!
・高山侑子の楽屋探訪
【背景】
「3B junior BOOK 2010 winter」の発売を記念して、2009年12月27日にベルエポック美容専門学校原宿校にて開催された『3B juniorの待ち合わせは原宿で!!』の模様を収録した作品。本公演は2部編成で開催された。
5. One LOVE
作詞:宮下浩司
作曲:宮下浩司
【感想】
僕は本作DVDを持っていませんので、感想はいつかDVDを手に入れたら書きます。
…ということにしようかと思ったんですが、1曲だけ動画を見つけたので、その感想だけ書こうと思います(笑)
【3BJunior】One Love (2009) 【ももクロ】【エビ中】 - YouTube
ということでOne LOVEです。
先に簡単に曲の紹介をすると、この曲は旧3B junior(*1で紹介した2014年11月以降のグループと区別するために、ここでは本作時代の3B juniorを「旧3B junior」と呼称します)の曲です。
旧3B juniorの曲はスターダストに著作権があるので、まだ持ち歌に乏しい時期のスターダストアイドル達はよく旧3B juniorの曲を使います。
そのため、様々な子達が様々な時代で歌い継いでいくのが旧3B junior曲の特徴ですね。
このOne LOVEもその例に漏れず、様々なスタダアイドルが歌ってきました。
エビ中も持ち歌が充実するまではよく歌っていた曲です。
さらに、このOne LOVEは2014年1月1日に発売した「スタダ 3Bjunior ラスト大全集」というアルバムに収録されていますが、それを歌っているのはチーム大王イカ and チームホタルイカ。
「チーム大王イカ」はエビ中に入る前に歌穂ちゃんと莉子ちゃんが所属していたグループで、彼女たちは自身のライブでも頻繁にこの曲を披露していました。
そして、エビ中の直系の妹分にあたる「桜エビ~ず」もライブでこの曲を披露しています。
エビ中の中だけでもなにかと縁のある曲ですね。
前置きが長くなりましたが感想です。
前述の「スタダ 3Bjunior ラスト大全集」に収録されているものと比べるとキーが低いですが、その他のエビ中動画を見てもこの低いキーで歌っているので、恐らく当時はずっとこの低いキーで歌っていたんだと思います。(ちなみに桜エビ~ずは高い方のキーで歌っていました)
このライブも基本的にマイクを持っているのは6人のようですね。
基本的にマイクを持っているのは、ももクロのしおりんこと玉井詩織さん、エビ中の真山、なっちゃん、そして後にエビ中となる妃菜喜ですね。(他の2人は名前が分かりません…申し訳ない!)
ももクロのあーりんこと佐々木彩夏さんや有安杏果ちゃんも台詞パートではマイクを交換しますが台詞が終わるとすぐにマイクを戻すので、基本的にマイクで歌ってるのはこの6人です。
そしてこの6人はずっと最前列にいるのでとても目立ちます。ももクロもエビ中も後ろの方にいる子は中々判別できませんね(笑)
そんな重要ポジションなわけですが、真山は上手いからわかるとして、なっちゃんが選ばれているのは意外ですね。いや、失礼ですけど(笑)
声が良く通るからでしょうか。
もう一つ意外だったのは妃菜喜です。歌ってるのはともかく、この面子の中でセンターを張っているというのは少し驚きです。確かにパフォーマンスは良いですが。
もしかすると配置や歌メンにはそこまで深い意味はないんでしょうか。流石にそんなことはないと思いますが。
でも歌の上手さだけで選ばれているわけではないんでしょうね。だとしたら杏果ちゃんが歌メンじゃないのはおかしいですから。
真山は既に自分の歌い方が出来始めている感じがしますね。
でもそれ以外の子達は皆あまり大差無い気がします(笑)
ただ、台詞パートのみでもガッツリ印象を残してくるあーりんは流石ですね。
これだけ大人数だと踊るのも大変そうですね(笑)
でも振り付けは可愛らしくて好きです。
とりあえず「本当に内緒だよ」のところのなっちゃんが可愛いすぎますね(笑)
【全体の感想】
全体を見てないので全体の感想は書けませんね(笑)
この作品を手に入れたら改めて書きますが、もう絶版になってしまっているので中々手に入らないんですよね。
中古でも高値で取引されているようです。
感想が語れないのでうんちくでも語っておくと、芸能3部全体で行われるイベントはこれ以降も続いており、大体毎年年始に行われることが多いです。(このイベントは年末でしたが)
これらのイベントは「3B junior LIVE」というタイトル付くことが多かったのですが、『3Bjunior LIVE FINAL 俺の藤井 2014』を最後にそのタイトルは無くなり(旧3B juniorがなくなったため)、以降は「藤井」というタイトルが付いて毎年開催されています。(※2017年現在)
恐らくですが、販売された映像作品の中では最も古い時代のエビ中を収録している作品だと思います。
まさか奏音が在籍している時代の映像が販売されていたとは思いませんでした(笑)
そんな貴重な作品です。
*1:この時点では、スターダストプロモーション芸能3部に所属している高校生以下の女性タレントの総称のこと。しかし現在はその枠組みは撤廃され、それとは別に「3B junior」という名のアイドルグループが2014年11月より存在するため、当時と今では意味合いが全く異なる。
エビ中メンバーの変遷と歴史【旧メンバーその後編】
どうも皆さんこんにちは。
今回は旧メンバーの現在について、簡単に紹介したいと思います。
加入当時については紹介編(エビ中メンバーの変遷と歴史【紹介編(前編)】)をご覧ください。
今回が「エビ中メンバーの変遷と歴史」のラストです。恐らくは…(笑)
今回も例の如く分かる範囲で書いていますが、間違いがあるかもしれません。詳細をご存知の方はご指摘頂けるとありがたいです。
※ここでいう現在とは2016年12月を指します。
【奏音】
2013年4月に芸名を「七木 奏音(ななき かのん)」に変更し、現在もスターダストプロモーションの女優として活躍中。
『ミュージカル 美少女戦士セーラームーン』シリーズ(セーラーマーズ役)や、『ダンガンロンパ THE STAGE2016』(腐川冬子役)等々、舞台での活動が主流のようだ。公式ブログも存在する。*1
2015年11月28日~12月4日にかけて角川シネマ新宿にて1週間限定公開された『EVERYTHING POINT -Limited Edition-』(※1)にて、ナレーションとして出演している(音声のみでなく映像出演もしている)。
奏音が直接エビ中の仕事に関わるのは転校以来これが初めてである(恐らく転校メンバーが関わること自体、この企画が初めてだと思われる)。
ブログ(個人ブログに移行する前に使っていたスターダスト芸能3部用のブログ*2)にはしばしばエビ中メンバー(元メンバーを含む)と写っている写真が投稿されている。
特に松野とは奏音が小学校4年生の頃(エビ中結成以前)から仲が良く*3、転校後もしばしばお互いのブログに登場していた。
(ちなみに2枚目の写真は、右が宇野愛海、その奥が杏野なつ、さらにその奥が奏音ですが、一番左の子はエビ中メンバーじゃありません。誰かは分かりません…)。
※1…エビ中ツアーの裏側をロードムービー的に編集した映像作品『EVERYTHING POINT』シリーズの1~3作目をカット編集し、未公開映像を加えた劇場限定作品。
2015年11月28日~12月4日にかけて角川シネマ新宿にて1週間限定公開された後、2016年10月14日~16日にかけて「私立恵比寿中学秋田分校 映写室」(週末名画座シネマパレ)にて再上映された。
それ以降DVD化等はされておらず、現在は視聴する手段が無い。
【宇野愛海】
現在もスターダストプロモーションの女優として活躍中。
『デスフォレスト 恐怖の森 3』(内田真由役(主演))や、『罪の余白』(新海真帆役)等の映画、さらに現在放送中のテレビドラマ『ウルトラマンオーブ』(霧島ハルカ役)等に出演している。
宇野はテレビや映画等の映像作品の仕事が多いようだ。
公式ブログも存在する。*4
ちなみに、瑞季の転校間際にお互いのブログ(宇野は個人ブログに移行する前に使っていたスターダスト芸能3部用のブログ*5)にて瑞季、宇野、宮﨑の3人で遊んだことが語られており、転校後も交流は続いている模様。
何処へ行くでもなく10時間程喋り続けていたとか…(笑)
さらに、2015年12月12,13日に行われた『私立恵比寿中学 年忘れ大学芸会2015「エビ中のオールアトラクスター」』を瑞季、宮﨑、矢野と共に見に来ている。しかし、何故か上記3名と違って宇野だけは同ライブBlu-ray作品のメイキング映像には映っていない。ちなみに、この日の事を綴ったブログでは矢野の名前と顔が伏せられているが、矢野はスターダストの所属ではないのでそこに配慮したものと思われる。 (ってザキミヤさんも所属してないんですけどね。それどころか、あの人一応一般人のはずなんですけどね(笑)何故かザキミヤさんはメイキングとかトークショーとか普通に出てるんですよね。フリーダムですね(笑))
【矢野妃菜喜】
矢野はエビ中を転校後暫くしてスターダストプロモーションを退所し、芸能事務所WARAHATAに移籍。『INORIGAMI』(雨夢役(主演))、『ブラックリスターゼロ』(主演)に出演する。
その後ソニー・ミュージックアーティスツに移籍し、2014年4月から「うたたねこ歌劇団」のメンバーとして「月影妃菜喜(つきかげひなき)」の名義で活動している*6。
さらに、現在はSHIROBACO(※2)店員の3期生としても活動しており、2016年10月17日の『リル・シーニュ新メンバーお披露目ステージ』にて歌タマプロジェクト(※3)の一環であるアイドル系音楽ユニット、『リル・シーニュ』に赤担当として加入している。尚、SHIROBACOでは「矢野妃菜喜」の名義で活動している。
『私立恵比寿中学 年忘れ大学芸会2015「エビ中のオールアトラクスター」』を瑞季、宇野、宮﨑と共に見に来ており、翌4月20日に発売された同ライブのBlu-rayではメイキング映像にて現エビ中メンバーと話している様子が映っている。
また、その後プライベートで真山と遊んだことがTwitterで語られている。
お互いにアニメやゲームが好きなので話が合うのかもしれない(笑)
※2…阿佐ヶ谷アニメストリート内にあるアニメコラボカフェ。
アニメ制作会社である株式会社サテライトがプロデュースした店で、定期的に様々なアニメ作品とのコラボ企画を行っているカフェである。
店員が全員「SHIROBACOタマ5」と呼ばれる声優の卵であることが最大の特徴。
ちなみに株式会社ピーエーワークスのアニメ作品「SHIROBAKO」とは直接的な関係は無い。強いて言えば語源が同じ白箱(アニメ業界用語で、放送前にスタッフに配布する最初の映像媒体のこと)からきていることである。ちなみに両者は、「バコ」の綴りが「K」と「C」で異なっている。
※3…SHIROBACOタマ5のメンバーの中から結成された3つの音楽ユニットの総称。
本格派アーティスト系ユニットの「e/g(アイ・ジー)」、お兄ちゃん系ユニットの「Vessel Diamond(ヴェッセルダイアモンド)」、アイドル系ユニットの「リル・シーニュ」から成る。
SHIROBACOを主な活動拠点とし、歌って踊れるアイドル声優を目指して定期的にライブを行っている。
【小池梨緒】
転校後CMやPV等に出演する等しており、2014年に「少女劇団いとをかし」(※4)の第1回公演のメンバーとなり、同年9月6日及び7日に計4ステージの公演を行った。
その後目立った活動は行っていない模様(私が見落としているだけかもしれませんが…)。
ただ、現在はスターダストプロモーションのタレント一覧から名前が消えており、芸能3部用ブログから小池の記事が全て削除されていることから、スターダストプロモーションを退所したものと思われる。
(ちなみに、エビ中及びいとをかしのブログには小池の記事が残っている)
別の事務所へ移籍したのか、芸能界を引退したのかは定かではないが、いとをかしが終了してからは海外へ留学したという噂もあり、移籍ではなく引退した可能性の方が高いと思われる。
※4…スターダストプロモーション芸能3部のティーン部門より女優志望を集めて結成した劇団。
この時期にアイドル部門が独立した背景もあり、アイドル活動に代わって女優志望の子を育成するための場でもある。基本的にはミュージカルがメインの演目となっている模様。
ちなみに、第1回公演及び第2回公演の脚本・演出は、エビ中の現代国語の先生こと演出家の近藤キネオ氏が担当している。
【宮﨑れいな】
転校と同時に芸能界を引退したため当然その後の動向は不明…と思いきや意外とそうでもない。
大学受験予備校・早稲田塾のホームページにて、現役で大学に合格した生徒を紹介する「現役合格物語」というコーナーで宮﨑が紹介されている。*8
ちなみにこのページでは「宮﨑玲奈」という名前で掲載されているが、これは芸能活動の一環ではないため恐らくこれが本名だと思われる。
それ以外にも早稲田塾のバナー広告に使用されたりファッション雑誌 (CanCam) で紹介されたりと、芸能活動を引退した割には目にする機会が多い。
2015年11月28日~12月4日の『EVERYTHING POINT -Limited Edition-』(※2)の上映会では、全公演でティーチイン(近藤キネオ監督、校長、ゲストの3人によるトークショー)が実施されており、12月1日のゲストとして宮﨑が出演している。
芸能界を引退しているため、当然エビ中のイベントに出演するのは転校以来初であり、このキャスティングにはファンはおろか理事長(スターダストの取締役)も驚いたという。
(ちなみに僕もこの回に参加しました。宮﨑さんは噂通りサバサバズバズバしていてとても面白いトークショーでした(笑))
先述の通り転校後も交流は続いている模様。特に瑞季とは現役時代からとても仲が良いようだ(※5)。
また、瑞季、矢野と同じく『私立恵比寿中学 年忘れ大学芸会2015「エビ中のオールアトラクスター」』のメイキング映像にて現メンバーと話している様子が映っている。
※5…宮﨑転校直前のブログにて、瑞季は宮﨑のことを親友だと語っている。
ちなみに同時期の真山のブログにも、「カップルみたいに仲が良い瑞季とれいなを見ている事が大好きでした」と書かれている*9*10。
【瑞季】
転校後もスターダストの女優として精力的に活動している。
テレビドラマ『GTO(2014)』(住吉のぞみ役)や『仰げば尊し』(音無瑞季役)に出演し、舞台では『音楽劇「現代版若草物語」』(ミドリ役)や『小公女セーラ』(セーラ役(主演))に出演。さらに『眠眠打破』や『楽天ポイント』等のテレビCMにも出演しており、着々と活動の幅を広げている。
瑞季も宮﨑と同じく『EVERYTHING POINT -Limited Edition-』のティーチインゲストとして、2015年11月28日の上映会に出演している。
女優としての活動のみならず、新旧問わずエビ中メンバーとの交流も盛んなようで、転校後にも度々エビ中のブログやメイキング映像に登場している(恐らく転校生の中では最多)。
特に初期メンバーとして長い間共に歩んできた真山のブログに出る回数は一際多く、エビ中結成5周年を祝ったり誕生日を祝ったりと、とても仲がいい様子が伺える。
転校後の映像作品では『EVERYTHING POINT2』、『私立恵比寿中学 東西大学芸会2014「エビ中のおもちゃビッグガレージ」』、『私立恵比寿中学 年忘れ大学芸会2015「エビ中のオールアトラクスター」』の舞台裏映像等に登場している。
【杏野なつ】
杏野は現在もスターダストに所属しているが、エビ中転校後は殆ど芸能活動は行っていない模様。
杏野はエビ中の現役時代に勉強が好きだと語る反面、度々勉強と芸能活動の両立が難しいという旨を漏らしており、転校発表後のインタビューでも「テスト当日まで仕事が入っている状態で、自分の目標としている成績を取らなきゃいけないっていうので相当いっぱいいっぱいになってしまって」と語っている(クイック・ジャパンvol.113より)。
瑞季、杏野、鈴木の転校理由は皆大学進学と女優業への専念だが、杏野の場合は女優業よりも大学で学ぶことの優先順位の方が高いのかもしれない。
大学での勉強が一段落するまでは本格的な活動はしないのではないかと推察するファンの声も少なくない。
ただ、『EVERYTHING POINT -Limited Edition-』の2015年12月3日の上映会にはティーチインゲストとして出演している。
安本とは特に仲が良いようで、彼女のブログには何度か登場している。
杏野の誕生日には安本が杏野からファンへのメッセージを引き出してブログに載せたこともあった。
また、同時期に転校した鈴木とはエビ中時代から非常に仲が良く、転校後の写真等も一緒に写っていることが多い。
『私立恵比寿中学 東西大学芸会2014「エビ中のおもちゃビッグガレージ」』を瑞季、鈴木と共に観覧しに行っており、同映像作品にはその様子が収められている。
【鈴木裕乃】
現在もスターダストの女優として活躍中。
舞台『フライングパイレーツ~ネバーランド漂流記』(水野曜役(主演))で主演及び座長への抜擢される。ちなみにこの時は転校して間もない頃であり、稽古中は「小鳥のさえずりか!」と叱られることもあったそうだ。*11
しかし無事に舞台を成功させ、これを皮切りに『秦基博「ひまわりの約束(弾き語りVer.)』のPV出演*12や、映画(及びテレビドラマ)『黒崎くんの言いなりになんてならない』(水野美莉役)への出演、その他各種テレビCMへの出演に加え、舞台『リボンの騎士-鷲尾高校演劇部奮闘記-』(池田まゆみ役(主演))では主演と共に再び座長を任されるなど、次々と活躍の場を拡大している。
さらに、2015年度、2016年度と2年連続で鈴木裕乃オリジナルカレンダーを発売しており、発売記念の握手会も開催されている。(ちなみにエビ中メンバーの廣田あいかも裕乃カレンダーを愛用していたようだ*13)
宮﨑、瑞季、杏野と同様に、鈴木も『EVERYTHING POINT -Limited Edition-』のティーチインゲストとして、2015年11月30日の上映会に出演している。
鈴木も他の転校生と同様に何度かメンバーのブログに登場している。
『私立恵比寿中学 東西大学芸会2014「エビ中のおもちゃビッグガレージ」』のメイキング映像では瑞季、杏野と共に現メンバーとの会合シーンが収められている。
※追記
2016年12月22日に行われた『私立恵比寿中学クリスマス大学芸会2016 エビ中のオーシャンズガイド』を瑞季と鈴木が見に行っていた模様。同公演の映像作品が発売された場合、メイキング映像に2人の姿が映っているかもしれない。
※更に追記
オーシャンズガイドのメイキング映像には2人ともばっちり映っていました(笑)
それとメイキングには映っていませんが、瑞季と裕乃と一緒に小池梨緒ちゃんも見に来ていたという目撃情報もありました。
公表はされてないので不確実ではありますが、小池梨緒ちゃんは唯一近況が掴めない子だったので、メンバーとの関係が今でも続いているらしいと知れただけでもとても嬉しいですね。
ということで以上で「エビ中メンバーの変遷と歴史」シリーズは終了となります。いかがだったでしょうか。
最初は1つの記事にまとめて軽く紹介するつもりだったんですが何故かこんなに長くなってしまいました…(笑)
書き方が定まってなくて見苦しい文章になってしまって申し訳ないです。
こんな粗末な出来ですが、誰かのお役に立てれば幸いです。ただ、間違った情報や僕の曲解もあるかと思いますので、あまり鵜呑みにしすぎず参考程度に見て頂くのがいいかと思います。
エビ中は新旧含めてメンバー同士の仲が良いグループだと思います。仲良きことは美しきかなですね。彼女たちが益々活躍することを祈っています。
次回からは楽曲の紹介に入りたいと思います。やっとかよ(笑)
更新ペースは遅めですが、次回も見て頂けるとありがたいです。
*1:七木奏音オフィシャルブログ「ななきいろ」Powered by Ameba
*2:芸能3部School girl BLOG Powered by Ameba
*3:★☆感謝!!!☆★|芸能3部School girl BLOG Powered by Amebaより
*4:宇野愛海オフィシャルブログ Powered by Ameba
*5:2015 宇野愛海|芸能3部School girl BLOG Powered by Ameba
*6:[うたたねこ歌劇団] MV「パンパカパン」 - YouTube
*7:矢野 妃菜喜 (@yano_hinaki35) | Twitter
*8:宮﨑玲奈/慶應義塾大学|【早稲田塾】大学受験予備校・人財育成
*9:イッショウこの胸の君は(瑞季)|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」owered by Ameba
*10:キミがスキだよ☆☆(真山りか)|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Ameba
*11:元私立恵比寿中学・鈴木裕乃、アイドル卒業は一生の財産「エビ中があったからこそ今がある」 (2) 「小鳥のさえずりか!」と怒鳴られた過去 | マイナビニュースより
*12:秦 基博 / ひまわりの約束 弾き語りVer.(Short Edition) - YouTube
*13:(ぁ^^ぃ)後ろ振り向かずに行こう(ぁ^^ぃ)|私立恵比寿中学オフィシャルブログ「エビ中交換日記」Powered by Amebaより